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2014年5月22日 (木)

楝(おうち)の花

楝の花が咲いていた。

北九州への途次、大きな楝の木が2本見え、うすむらさきの花が
けぶるように咲いていた。別名・栴檀(せんだん)。

この花の歌は、万葉集にもおさめられてあり、福岡にはゆかりの花だ。
   *妹(いも)が見し楝(あふち)の花は散りぬべし我(わ)が泣く
     涙いまだ干(ひ)なくに    山上 憶良(巻5-798)


大伴旅人の妻の死を悼み、憶良がなりかわってうたった1首で、
大宰府での作である。
うすむらさきの楝の花は、そういえば、「追憶」のような、ややうるわしげな
花でもある。

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