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2014年5月 8日 (木)

「第三回琅玕忌だより」

2月22日に行われた第三回琅玕忌の報告を兼ねた冊子が届いた。

当日はイギリスからいらした渡辺幸一さんの講演があった。
その講演記録が掲載されている。400字詰め原稿用紙に直すと
40枚はあろうかと思われる講演記録だが、実にいい。
渡辺さんの朴訥ともいえる語り口がそのまま伝わってくる。

石田比呂志との出会い・交流を語り、文学論(短歌)まで、真摯に
語っている。石田比呂志の言葉をあげ、自分(渡辺)もまた、
それにならっての言葉を語った。

   私は歌を作るために歌を作っているのではない。自分とは
   何か、人間とは何か。生きるとは何かがわからないから、
   歌を作ることでそれを教えて貰いたいから歌を作っている。
                             (石田比呂志)

   この世に生まれて来たことには何か意味があると思い、
   その意味を摑むために短歌を書いています。
                             (渡辺幸一)


清冽な水の流れのような講演記録に心が洗われた。
そして、わたし自身の卑小さを思い知らされた文章だった。

渡辺さん、ありがとうございました。

石田さん、渡辺幸一というひとりの歌人、人間に知り得たこと、
お話を聴くことができたのも、石田さんの御蔭です。

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