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2014年7月14日 (月)

『雨の名前』 高橋 順子(文) 佐藤秀明(写真)  小学館

「梅雨前線豪雨」がもたらした被害、毎年のように「暴れ梅雨」に襲われる。

そんな雨の名前もあるが、この書にはゆかしい雨の名前もたくさん掲載
されている。「天泣(てんきゅう)」という名前の由来を知ったのもこの書である。

それよりすでに前、高野公彦さんの歌集『天泣』が出ていたが…
「天泣」とは、晴れ渡った空から降る雨のこと。天が泣くとはなんとすてきな
ネーミングであろうか。

「虎が雨」なんていう名前もある。陰暦5月28日に降る雨のこと。
この日、曽我兄弟が父の仇の工藤祐経を富士の裾野に討ち果たし、
兄、十郎祐成が闘いのさなかに敵に討たれた。それを悲しんだ遊女
虎御前が流す涙雨のことと記されている。

この書に添えられた写真の美しさ。写真を眺めているだけでも
たのしくなる。
短歌を作るときに、とても役立つ。ボキャブラリーが豊富になること受合い。

このシリーズでは、他にも風、花、月と出ており、昨日の朝日新聞で
知ったのは、『水のなまえ』が出たらしい。
   「凝縮された日本語の美しさ」
             早速、買わなくちゃ。

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