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2014年8月31日 (日)

柳原白蓮、直筆手紙

本日31日の朝日新聞に白蓮の直筆の手紙が見つかったと報じていた。

福岡県飯塚市の高校に通う女子生徒に宛てた手紙。
1959年、部誌「緑苑(りょくえん)」の学校創立50周年記念号に寄稿してもらおうと
依頼し、その快諾の手紙(返事)である。


      御承知でしょうが 私は決して 御地でいゝ事したのでありません
      年月のはるかなる 流れが すべての喜怒哀楽 恩も 恨らみも
      憎しみも 清めるものかと つくづく感じました
                      (つくづくは踊り字)


1959年といえば、白蓮74歳。71歳の時は、招待されて龍介とともに中国を
訪問している。そして、1961年、76歳で緑内障のために徐々に視力を失う。
人生の晩年と言えるだろう。時間が、歳月が、いろいろなことを「清めるものかと」
感じるのもむべなるかなと思う。




同紙の終りの方に名前が出ていた「白蓮を研究する歌人で国学院大兼任講師の
中西洋子さん」は、「相聞」という歌誌を出されてあり、〈近代ノート〉として白蓮の
評論を毎号掲載している。

「相聞」第53号(2014・5)では、「焼跡に芽吹く木のあり」ーー柳原白蓮の後半生と
歌の展開(十五)を執筆している。この評論も佳境に入ったみたいで、たのしみに
している。
 
   焼跡に芽吹く木のありかくのごとく吾子の命のかへらぬものか    白蓮

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