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2014年8月30日 (土)

梅干(うめぼし)

     古来より家庭常備の代表的な食べ物である梅干は、「三日三晩の土用

     干し」をして作られる。病人食の粥に添えたり、腐敗を防ぐために弁当に

     添えたり、風邪や二日酔いの民間薬としても親しまれている。…

                                 (『岩波現代短歌辞典』)

結婚前、連れ合いの母、即ちお姑さんにになる人からたった一つ注文というか、
お願いがあったのは、「男の人が出掛ける前は、どんなことがあっても、笑顔で
送り出す」ということであった。そして、朝出掛ける前に「梅干」を食べて貰うこと、
であった。それは、梅干は災難を免れるという縁起ものだからと、昔気質な姑の
言葉であった。ともあれ、まがりなりにも姑の願いを守ってきた。

朝の食後に小さな皿に入れて出す梅干。連れ合いも、それが当然のようにして
食べてくれている。


梅干は、クエン酸が疲れをとってくれる。なんだか、からだに良さそうだ。

昨日、友人から和歌山紀州産の南高梅をいただいた。それは、紫蘇漬けのでは
なく、はちみつ漬けの甘くて、すこし酸味の残るもので、食べるとクセになりそうな
味である。幾つでも食べられそうな…



姑がグループホームに入居する前に公立病院に入院していたが、その時の
差し入れに梅干を所望された。そのことを、思い出した夏の終わりである。


     快速の電車に揺られわが行くを〈南高梅〉を待つてゐる母
                                『暦日』2012年7月
 

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