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2014年8月16日 (土)

『白蓮 娘が語る母 燁子』 宮嶋 玲子  旧伊藤伝右衛門邸の保存を願う会

平成19年5月に出版された著書で、地元や「保存を願う会」の動きによって、

平成19年4月28日から旧伊藤伝右衛門邸は、一般公開されることになった。


本著は、その会の実行委員である宮嶋玲子が白蓮の娘(宮崎蕗苳)宅に
6回訪れ、聞き書きをしたものを纏めている。



聞き書きとはいえ、微に入り細にわたる文章で、時に娘の蕗苳さんの肉声が
きこえてくるようでもある。この書には、巻末に白蓮関係の系譜まで掲載されて
あり、白蓮研究者にとっては垂涎の的のような書となっている。
なお、略年譜は白蓮のはもとより、宮崎家のまで添えられている。


そして、龍介の父、宮崎滔天や母、槌子のことまで語られている。
蕗苳さんにとっては、祖父・祖母にあたるわけだが、そのえにしによって
後年、中国を訪問している。


本著の圧巻は写真の多さである。
「宮崎 燁子 幸せの日々」と題された写真、(昭和5年)燁子・蕗苳・龍介・香織の
4人で写った写真は、白蓮には珍しく頬笑みが見られる。


余談になるが、
この書を書かれた、宮嶋さんには、3度ほどお目にかかっている。
1度目は、福岡の天神で行われた講演会に。2度目は「藍 ありまつ」での
再会となった。「藍 ありまつ」は、白蓮の色紙や短冊、資料を数多く展示
している白蓮愛好家の道子さんの経営するお店。

   山法師の花を飾りて待ちくれし「藍ありまつ」の道子さん元気
                                 『暦日』



宮嶋さんも道子さんも、きっとお忙しい日々を過ごしていることだろう。
「花子とアン」のテレビ放映によって…

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