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2014年10月10日 (金)

「大分青南短歌新聞」 第199号 平成26年10月号  

土屋文明は満100歳の誕生日を1990(平成2)年9月18日に迎え、同年12月8日に死去。

あれから、四半世紀になろうとしている。

文明が亡くなり、「アララギ」も終刊となってしまった。
しかし、文明短歌の原質ともいえる「生活即短歌」を標榜する歌詠みたちは、
現在も全国のどこかに存在し、ひそかに、しっかりと、歌を詠み続けている。



「大分青南新聞」は、結社「青南(せいなん)」(小市巳世司創刊)の地方誌的な
ものである。 発行所は、大分県別府市  高木方
なお、「大分青南新聞」を発行している、高木正さんは御歳90歳を越えているが、
現在も新聞の発行を毎月怠らない。

そして、何より、その誌面が土屋文明に関わる歌や文章で埋まっていることで
ある。今号は『韮菁集』の歌をとりあげ、歌意や鑑賞を掲載している。

      枯れ立てる大葉ぎしぎし時に見えて世田谷の道思ひいでつも


      ただの野も列車止まれば人間あり人間あれば必ず食ふ物を売る

      鶏頭の朝々さゆる八月(はちぐわつ)にシャツ重ね着て東京(とうきやう)を思ふ





高木正さんの実妹、田端郁子さんは、金石淳彦の発行していた「にぎたま」や
「九州アララギ」に出詠し、のちに金石と結婚している。

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