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2014年11月29日 (土)

土屋 文明 選  西日本読者文芸  西日本新聞社

古いスクラップノートを整理していたら、むかしの歌が出てきた。

昭和46年代の分だが、当時、西日本読者文芸(西日本新聞)は土屋文明が選をしていた。

わたしは、結社にも属していず、もっぱら新聞の投稿から短歌の道に入った。


 
      平凡に一生生きるも倖せと吾に教えし君を忍ぶ日
                    昭和46年5月7日     miyoko


こんな歌が文明サンにとられていた。今だったら「倖せ」なんて字は使わないし、
「忍ぶ」は、当然「偲ぶ」の字にするのだが、そのあたりのことは文明サンは、
気にならなかったのだろうか。

この日の「選評」の最後で口語調について次のように文明サンは書いていた。



      口語調というものは、気持ちをあらわす利点があると同時に、
      全体を低調にしやすいものだから、十分用心して使うべきだ。



文明サン81歳。43年前のことである。
当時すでに口語の歌の投稿歌があったのだろう。
さすが、文明サン、核心をついている。





先ほど外を見たら、上弦の月が……
見つめていたら膨れていくようだった。
 

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