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2014年11月21日 (金)

ペットの死を悼む歌、そして…

このところペットが死んだ……という話をよく耳にする。

ペットが亡くなると、その飼い主まで元気がなくなるのを聞くとせつない。

短歌を読んでいても、ペットの死が詠まれていると、そこから先に進めない。




           死にたる猫          小池  光

       紙のごとくうすくなりたるなきがらを抱(いだ)き上げたり朝の光に

       十五年かたへにゐたる生活やときに人より人とおもひて

       三角の耳の弾力たのしみて撫でにしことのかずかぎりなく

       辛かりしをりふし膝の上にゐてねむるいのちになぐさめられき

       すきとほる秋の日差しに反射してひとつのこれるおまへの餌皿(ゑざら)

                          『文藝春秋』 2014年12月号



7首中の5首を抄出。
2首目の「ときに人より人とおもひて」は、とてもよくわかる。
猫に心が通じるのだ。人間よりも人間らしかったりするのだろう。
5首目の秋の日差しのなかの「餌皿」は、かなしい。

小池さんは「短歌人」にも、愛猫の死をうたっていた。





ところで、
今日の朝日新聞の朝刊(福岡版)に東直子さんの今度出た小説、
『いとの森の家』(ポプラ社 税込1620円)が紹介されていた。(わたしはまだ未読。)

直子さんは、3歳から11歳まで福岡県で過ごしている。そのうちの
小学4年から5年にかけて福岡県の糸島で「宝物のような1年」を過ごしたらしい。
その糸島を舞台にした小説。(是非読みたいな)

よけいなことだが、直子さんが50歳になるとは知らなかった。
新聞の取材って、年齢を書くんだよね。
でも、2段抜きの写真は、お嬢さんのように若い、そして美しい。


「未来」にいたころは何歳だったのかしら。
 

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