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2015年2月25日 (水)

俳誌 『六分儀』 №11 2015年2月22日発行 

俳誌『ばあこうど』が改題され『六分儀』となり、6年を経て復刊された。

多田孝枝氏の「編集後記」によると、新体制の編集室に一新、久留米より出航した。

代表者は多田薫氏。

255ページの大冊であり、俳句は勿論だが、エッセー・詩・短歌と盛り沢山の内容に

なっている。


そして、今号は前代表の谷口治達氏の追悼号でもある。氏の20句の俳句と共に

追悼文を深野治氏他7名のかたが執筆している。



集中のカットを故・西島伊三雄氏の童画で飾っている。この童画は、博多の人なら

(博多の人でなくても)馴染みのある童子のやさしさの溢れるものである。


巻頭は森崎和江氏の「朝やけの中で」と、井上陽水の「積み荷のない船」。

俳句の寄稿をしている人を少しく紹介したい。





     獅子座の南六分儀座に君等あり          金子 兜太

     秋晴れのかの秋晴れに源義(げんぎ)死す    角川 春樹

     六分儀据ゑ俳諧の星月夜              後藤比奈夫

     水の星水の都の水の秋                稲畑廣太郎

     松島と入道雲と松島と                 坊城 俊樹

       悼 谷口治達
     能古島の画布(カンヴァス)の海思ふ秋       星野 高士

     あらたまの年の始めの六分儀            七田谷まりうす

     昼の虫昼の暗さのあるところ             山本 素竹

     木蔭には木蔭の秋の風生まれ            坊城 中子

     天上に甕あり霧のロカ岬                宮坂 静生





まだまだ続くのだが、圧巻である。

奥付に書かれていた言葉。



         時代や社会が如何に移り変わろうと、私
         たちは俳句を詠み続けていきたい。無辺
         に生きる命として自己の位置を見定めつ
         つ、明日の俳句へとつないでいくために。

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コメント

 この度は、俳誌『六分儀』をご紹介頂き、深く御礼を申し上げます。
 六年を経てようやく復刊。未熟な拙い編集室にもかかわらず、賛同をいただいた方々、協力機関、戦友たちのお力添えによるものです。
 本日拝読し、もったいない思いで、明日からの大きな励ましと受け止めております。
 これからもどうかよろしくお願いいたします。

ブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
もっと内容をご紹介したかったのですが、中途半端なものになって
しまいまして、ごめんなさい。
読み応えのある『六分儀』でした。 
これからのご発展を祈念しております。    miyoko

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