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2015年2月21日 (土)

第四回琅玕忌  熊本市 健軍文化ホール

新幹線つばめ319号にて熊本へ。車中の読み物は石田比呂志『片雲の風』を持参した。

これは、「シリーズ・私を語る」で平成8年11月25日から平成9年1月23日まで

45回にわたり「熊本日日新聞」夕刊に連載されたものの新書版。

この本の冒頭には次のように書かれていた。




         人間の功罪や評価、毀誉褒貶はその人物の蓋棺後に
         言及されるべきで、……




11時07分熊本着。
第四回琅玕忌は午後2時からなので、市電に乗って健軍まで。
石田比呂志が生前住んでいた「長酣居」のめぐりを散策。
庭には梅の花がことしも咲いていた。あるじが代わっても梅の花は律儀(?)に
咲いている。今年も来たよと、呟く。



         いとまあり此処に居たこといつかきつと、きつと、いつか思ひ
         出すだらう
                              『暦日』(2012年7月刊)miyoko





今年の講演は、福島泰樹氏。
石田比呂志の4冊の歌集を対象にして、熱く語った。
そして、例によって、短歌絶叫を。



福島さんの講演も絶叫も、氏の熱が受講しているわたしたちまでびんびん
伝わってくるものだった。皆さんで石田比呂志の短歌を唱和したのが
とても良かった。「声に出して読むんだよ」と、彼は何度も言った。
直会(なおらい)&懇親会は、近くの「海鮮居酒屋 かづま」にて。
ほとんどのかたが出席したのではないかしら。




帰り際に欲張って、今日のお土産の「石田比呂志 座右の銘」の冊子の
表紙に、福島さんのサインを頂き、島田幸典さん、阿木津英さんにも署名して
頂いた。その座右の銘には、石田さんの16の文言が書かれている。




         人の敷いたレールを走る人と自分で敷いたレールを走る人。

         歌を作ることによって自分とは何かを探す生涯の旅びと。

         人間の匂い、生活の匂いのしないものはおよそ詰まらない。




みんな1年1年、加齢してゆくけど、来年も会いたい。

来年も、石田さんを偲ぶわたしでありたい。
 

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