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2015年2月 3日 (火)

雨宮雅子の歌

砂子屋書房のホームぺ―ジ「一首鑑賞」(日々のクオりア)の本日(2月3日付)で、

雨宮雅子の歌を、さいかち真さんが採り上げて鑑賞していた。



      目には目を 一念のはてかきくもり残れる彩(いろ)ぞ木賊(とくさ)するどし

 
『雅歌』(昭和歌人集成・9) 昭和59年に収められている1首である。
その鑑賞を読みながら久々に『雅歌』を繙いてみた。
さいかちさんの書いている「ぴんと張った精神のかたち」の歌が多いが、わたしは
次のような歌も好き。人口に膾炙された1首でもあるが…


      捕虫網かざしはつなつ幼きがわが歳月のなかを走れり



この歌を読むと、わたしもまた「歳月のなかを走」る T が目に浮かぶ。
先日の逢瀬?では、小学校の5年生ころの日記が〈宝もの〉と書いた箱から
出てきたので、持って行き、渡した。
喜んでくれた、だろうか。





ところで、
「朔日」の巻頭エッセイをいつも楽しみに読んでいるが、2015年2月号では、
「雨宮雅子さんとの思い出」のタイトルで外塚喬氏が書いていた。

そのエッセイで3首引用されていた歌。




      死ぬるには美しすぎる生まれ月五月をきみは忌の日となしぬ
             
                                  『昼顔の譜』

      うつそみの人なるわれや夫の骨還さむとさがみの海に出で来つ


      ひかり濃き湘南の地に住み着きて思ひも濃ゆくなりゆくならむ
                                  『夏いくたび』




「雨宮さんは、愛煙家というよりは、ヘビースモーカー。」だったことを記していた。

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