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2015年4月25日 (土)

『うタタビ フタたビ』 藤野まり子 鉱脈社

2006年から2014年初夏号までのおよそ7年余り、情報誌『じゅぴあ』に

連載されたものを収めている。

著者の藤野まり子さんは短歌結社「かりん」の会員である。

この書を読むと、リポーターとしての文章のキレの良さを感じる。

宮崎のあの町この村へ出掛け「名所旧跡の紹介よりも変わっていたものと、

変わらないもののほとんどを自分に引きつけて書いた…」と、あとがきに記す。



この書で各地に点在する歌碑や句碑・文学碑の紹介が興味深かった。

当ブログの4月21日に書いた川端康成が宮崎に取材に訪れたこと。

その連続テレビ小説『たまゆら』の文学碑が橘公園にあることを知った。

その碑は、川端康成の直筆らしい。




          たまゆら (碑文)


      二人は川べりに立って、
      夕映えのなかにつつまれて夕映えを眺めた。
      夕映えは大淀川の水面にも広がって来ていた。
      静かな水の色が夕映えの中へふくらんで、
      あたたかく溶け合っているようだった。
      橘橋の影が美しく水にうつっていた。


                    川端康成『たまゆら』の一節から





他にも歌碑は、若山牧水や長塚節等々。
藤野さんは『じゅぴあ』の特派員として、フランスやタイ・カンボジアまで出掛け
リポートしている。



カラー写真が美しい。写真撮影は藤野さんの夫君の藤野忠利氏(現代っ子センター主宰)
そして、長女のア子さん(画家)が、絵やイラストを添えている。



全ページカラー写真の贅沢な造りで、紙質もよく、重宝しそうな1冊となっている。

                         2015年3月23日発行  1500円+税




cat  cat
昨夜(4月24日)、午後7時55分より3・4分間だが、国際宇宙ステーションを
肉眼で観測した。西の空の三日月の下あたりを飛んで行った。

まさか肉眼で見えるとは…

次回は4月26日、午後7時44分より、西の低い空を飛ぶ、らしいです。
お天気だったら見ることができます。(但し、これは、福岡の上空時刻)
 

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