『左利きの黒猫』 かわさき あてね 木耳社
秋に出会った黒猫ー名前は「ノア」というけれどーとの生活も冬を
越え、春に至った。人間であれ、動物であれ、生きるものとの暮ら
しは、喜びとともに悲しみも伴う。どちらが早くこの世を去るか分
からないけれど、いつかくるであろう別れまで、生き比べをしてい
こうと思う。ノアを、写真と拙い俳句もどきで記すことも、出逢っ
こうと思う。ノアを、写真と拙い俳句もどきで記すことも、出逢っ
たものへの愛の証となるだろうから。
ーー「あとがき」よりーー
愛猫「ノア」への恋文のような1冊。
全ページにわたって、写真と俳句で綴られている。
ちなみにこの「ノア」の本名は、「かわさきノア―ル」。
生年月日は、2008年9月6日。
お友達は、のりちゃん、とっこまま、ゆいちゃん、あっこさん
春にちなんだ俳句を紹介。
お友達は、のりちゃん、とっこまま、ゆいちゃん、あっこさん
春にちなんだ俳句を紹介。
春の朝新聞を踏む猫の足
恋猫の鳴いてもないても家の中
八階の猫に恋なし親もなし
恋猫の鳴いてもないても家の中
八階の猫に恋なし親もなし
シネマなしレストランなし猫の恋
物陰に猫と私と春愁と
あてねさんも、ノアちゃんも元気だろうか ?
物陰に猫と私と春愁と
あてねさんも、ノアちゃんも元気だろうか ?
その節は、あてねさんの運転で行った「遠藤周作文学館」のことが
思い出されます。
あの日の海の色も…
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