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2015年5月 4日 (月)

『われに五月を』 寺山修司作品集 思潮社

3周忌記念5部作のうちの1冊。発行日は1985年5月4日。

表紙は真っ赤な色で折り返し部分に寺山修司の俳句が記されている。



       目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹



「五月の詩・序詩」が巻頭に掲げられている。



       きらめく季節に
       たれがあの帆を歌ったか
       つかのまの僕に
       過ぎてゆく時よ

       略ーー




俳句・短歌・詩で構成され、帯には「寺山修司遺作集」と銘打たれている。




寺山修司、1983年5月4日死去。


この日は個人的にも記憶に刻まれた日で、わたしにとって一生忘れられない
日でもある。


没後30年を翌年に控えた、2012年6月27日〜7月1日にかけて、
青森の「寺山修司記念館」を訪ねた。
その折の拙作。


        青い森鉄道のあをい電車が来て三沢の駅まで運んでくれた
        
        やうやくに淋代平に来たけれど寺山修司は何処にゐるのか

        逆光になかなか撮れぬ記念館まぼろしのひといづこに在(ましま)す

        抽斗に置き忘れた儘の人生をゆつくり開ける三十年のち

        薄闇のなかにて開く抽斗に草稿の文字かなしかりけり

        道標に刻まれありし修司の歌ひやくねんたつても忘れはしない

                                         miyoko




6首目の歌は、記念館の裏山に散歩道があり、木の道標があちこちに建っていた。
その木の板には修司の歌が書かれていた。その裏山を散歩する人は誰もいなくて、
緑の葉擦れの風の音だけがしていた。


長年のわたしの「夢」が叶った記念館行きであった。



そして、本日は命日である。


horse
5月の連休も中日、息抜きに「ミステリーツアー」に参加することにした。
どこへ行くのやら。

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