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2015年8月 4日 (火)

『おくのほそ道(全)』 角川ソフィア文庫

「俳聖芭蕉の詩魂の軌跡」と◆はじめに◆で、古典茶房 武田友宏が記す

『おくのほそ道』の鑑賞本。

原文には総ルビを振ってあり、俳句共に現代語訳を付けた、読みやすい理解しやすい書。

巻末には『おくのほそ道』の旅程図と、芭蕉の年譜が添えられている。



さて、わたしが今回調べたいと思ったのは、芭蕉が「松島」で1句も詠んでいないのか、
ということ。巷に流布されている芭蕉の句とされる、


        松島や ああ松島や 松島や 

  
この句は誰がいつ詠んだ句なのか?
日本第一の美景とされる松島で芭蕉は、あまりの絶景に絶句してしまう。
代わりに曾良が詠んでいる。




        松島や鶴に身を借れほととぎす     曾良




そして、前記の「松島や ああ松島や 松島や」は、この書の書き手である
武田友宏は、近代に作られた観光用のコピーで、芭蕉とは無縁の駄句であると
断言している。(じゃあ、近代のいつ、誰がコピーを作ったのかしら?)



無知なわたしは、芭蕉の句かと思ったよ。




ところで、『新・おくのほそ道』俵万智・立松和平の共著(河出書房新社)で
俵万智が以下の短歌を作っている。


      
       松島やああ松島や芭蕉の句のなきこと永久(とわ)の勲章として

                                      俵 万智




この解説?として、立松和平は、「芭蕉の句のなきこと永久の勲章として」と歌う
万智さんの感性は鋭い、と書いている。
俵万智は、かの「松島や ああ松島や 松島や」は、やはり観光用のコピーとして
認識していたのだ。その上でその句の初句・2句を本句取り?をしていたのか。



わたしの知らないことだらけで、勉強するにはすでに時遅しの感がいなめないが、
変だ、これどうなってるの?の感覚を大事にして一つ一つクリアするしかない。



俳人だったら(俳人でなくても)「松島や…」は、観光用のコピーっていうのは、
常識なのだろうか。







    

「福岡市熱中症情報」が今朝も届いた。

09時  厳重警戒
12時  危険
15時  危険
18時  厳重警戒
21時  警戒

「危険」時間帯の外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう。
高齢者は安静状態でも危険が高くなります。
特別の場合以外、運動は中止しましょう。




だって、これじゃあ、外出は無理かしらん?
昨日、Aさんからパソコンは1日も早く買い替えないと、もうバタっと動かなくなるよ、
と脅された(笑)ばかり。

電器屋さんに行くのは無理かな。



このブログもいつバタっと途絶えるかも…

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