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2016年1月 6日 (水)

『たましいのふたりごと』 川上未映子×穂村弘  筑摩書房

「ちくま」(PR誌)の連載「絶叫委員会」(穂村弘)のエッセイは面白い。

2016年1月号では「振り切られる言葉」だった。





     春と夏と秋と冬が一度にやって来て人が死ぬ




穂村弘曰く「振り切られる言葉」だそうだ。

      一読して、なんか凄いんじゃないか、と思った。「死」の本質を云い当てて

     いるような気もする。でも、わかるかと云われるとわからない。魅力を分析

     するのが難しい。

      このツイートについて歌人の友達に相談したら、「面白いね。でも、春と夏と

     秋と冬=四季=死期って駄洒落なんじゃないの?」という答えが返ってきた。

     びっくり。それはそれでショックだ。




意表をつく展開?が面白い。(だけど、この歌人さん冴えてるわ。)





と、いうことで『たましいのふたりごと』もどんな話題が飛び出すことやらと、

買った。ーー読んだ。ーー笑った。そして、瞑想した…

二人がこだわりのある言葉を26個ずつあげて、編集部が26個選び、合計78個の

言葉について語っている。




      34 仏の顔も三度まで(編集部)


     穂村ーー略 ぼく自身で言えば、三度までだったら許すという感覚はなくて、

          一回嫌なことをされると、このひとは何度でも同じことをしてくると

          思っちゃって、つきあいたくない(笑)




      70  エゴサーチ(穂村)

     川上ーー略 でもエゴサーチして得られるものってほとんどなくないですか?

          褒められてるツイートをリツイートして、それをこつこつ貯めるのが力に

          なるんだって言うひともいますけど、じぶんの好きな作家には、もっと

          超然としていてほしいと思うんです。


川上未映子の卓見がまばゆい。


未映子さん、どうか、「超然としていて」ほしい、です。
  

      

 

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