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2016年1月 2日 (土)

映画「杉原千畝 スギハラチウネ」 

第二次世界大戦下、外交官として赴任していたリトアニアで、ユダヤ難民に

日本通過のビザを発給した一人の日本人、杉原千畝(すぎはら・ちうね)。




わたしは、その人の名前をいつだったかテレビで知った。

外務省訓令に違反して、ユダヤ人難民にビザを出し続けたとして…


この映画は、その杉原千畝のドキュメンタリーである。

主人公の杉原千畝を唐沢寿明、その妻・幸子を小雪が演じている。

唐沢寿明のきりりとした演技も良かったが、小雪の包み込むような演技が光った。

(小雪の立ち居振る舞い、その着ている洋服がとてもチャーミングだった。)





ナチスがユダヤ人に対して行った迫害は凄惨だった。

ユダヤ人たちを一個所に集め、「立て、伏せ、」と命令する場面では胸がきりりと

痛んだ。その命令に逆らうと発砲するのだ。何度も何度もその命令を続け、全員を

虐殺してしまう。彼等が銃を持って去ったあとにかろうじて生きていた

老人とおさなごの2人。あまりの惨さに涙が止まらなかった。





杉原千畝は「センポ」と呼ばれていた。

千畝(ちうね)の音読みである。杉原のもとで働くのはペシュ(ボリス・シッツ)。

ペシュは杉原の良き理解者であり、忠実な秘書?であった。

センポは、自身の道が閉ざされることを承知で6000人のビザを出し続けたのだ。






「鳥でさえ帰る場所があるのに」

ユダヤ人難民たちは棲むべき地を求めて彷徨う。





この映画は、多くの人に観てほしい。

今だからこそ、観てほしいと思う。

現代も、世界のどこかで、難民たちが棲むべき地を求めて、

彷徨っているのだ。




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