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2016年5月31日 (火)

没後30年 鮎川信夫と「荒地」展  県立神奈川近代文学館

29日の日曜日、横浜に行った。

荷物は宅配便で送って、身軽になって、東京メトロ副都心線で、

元町・中華街へ。1時間弱で着いた。




五月晴れの日曜日とあって、港の見える丘公園はたくさんの人出。

色とりどりの花々がきれいで見飽きない。



アカンサスが咲いていた。立ち止まって眺めていたら、2人連れの女性から

「この花の名前はなんて言うんですか ? 」 と訊ねられた。

「アカンサスです。」と応えたあと、近藤先生(故・近藤芳美)のことを口走り

そうになるのを、辛うじて抑えた。


        アカンサスはきつねのまご科の多年生草本。地中海地域に

        野生する。古代ギリシア人はその草を愛し、その葉を模様化して

        彼らの神殿の柱頭を飾った。わたしの庭に毎年たくましい花茎を

        立て、薄むらさきの花を咲かせる幾株かは、二十幾年か前、

        今の家を建てる前に土屋文明先生から分けていただいた

        ものである。ーー略

                近藤芳美歌集『アカンサス月光』あとがき、より

文学館のなかは思ったよりも人は少なくて、ゆっくり観て巡ることが

出来た。

森川義信宛書簡の長文の細かい文字。

巻紙 5本に書かれた「戦中手記」(1945年2・3月)など、たいせつな資料が

数多く展示されていた。

「荒地」は、鮎川にとって現代社会の比喩であった。

詩誌「荒地」は、戦後の詩壇に大きな足跡を残した。




売店で『続続 鮎川信夫詩集』 を買った。留守番をしているひとのお土産。

ちなみに、この展示は、2016年5月28日より7月18日まで開催されている。








          cat     cat

          アカンサス咲く公園に立ち竦む希ひしやうに生きてゐるのか

                近刊歌集『秋光記(しうくわうき)』 miyoko

 

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