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2016年5月22日 (日)

ベトナムへ (5)

ベトナムの観光の移動はバス。

車窓より眺める景色は日本の農村風景に似ている。

今は緑の田んぼが広がる。稲は二毛作で6月には収穫するそうだ。

雨季の2・3月には雨が降り続くが、5月ともなれば乾季で雨はスコールとなり、

どっと降り、すぐに止む。

でも、カミナリが落ちたりするので、あちこちに避雷針が立っている。






田んぼでない草原の場所に3メートル大くらいの水溜まり(池)が、点在している。

あの水溜まりみたいなのは、爆撃の跡ということだった。

ベトナム戦争で、北ベトナムは大規模な爆撃(255万トン)によって破壊された。

所謂、「北爆」であるが、その痕跡はいたるところに今も在る。


ベトナムに続いた戦争によって推定500万人の人が亡くなった、ということを聞くと、

胸が痛む。




オバマ米大統領が今日(22日)あたり、ベトナムを訪問しているのではないだろうか。

予定では22〜25日と報道されていたが……

南シナ海の領有権を巡って中国と対立しているベトナム。

それらのことも議論されるようである。





南シナ海といえば、泊まったホテルの目の前は、その海が広がっていた。

2000以上ある奇岩が海に並び、写真を撮るには格好の素材であった。

朝日に輝く海、そして奇岩。

風の収まったのちの、ハロン湾サンセットクルーズも満喫した。

わたしたちの乗船した船は貸し切りだったが、同じ会社の船が500隻もあるそうだ。

それだけ、ハロン湾サンセットクルーズは、ベトナム旅行の目玉でもありそうだ。







*  *  *

ひょんなことから、旅の終りにラオスの青年と知り合った。

と、言っても、東京に帰る3人の女性たちから、連れ合いが託されたのだ。

その女性たちもラオスからベトナムまでの飛行機の中で青年と知り合ったらしいが……

わたしは英語もベトナム語もラオス語?も出来ないし、遠巻きに眺めていたら、

片言の英語と筆談で連れ合いはその青年と話している。




要約すると、その青年は3年の契約?で、日本の福岡の糸島の料理店に働きに

行くのだそうだ。はじめての日本なので、福岡までご一緒させてください、と。




福岡空港に着いたら、そのお店の人が青年を迎えに来ている筈だったのに、

来ていない。さぁ、どうする? ということで、青年はケイタイも持っていないし、

わたしのケイタイからお店に電話する、しかし、誰も出ない。





荷物の送り状を青年が引っ張り出したら、そこにはケイタイの番号が書かれていた。

ようやくなんとか繋がった。

「車が渋滞していて、迎えが遅れていま〜す」と、女性の声がした。





                                  「ベトナムへ」、終わり

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