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2016年6月21日 (火)

歌集『岐路以後』 近藤芳美  砂子屋書房

2006(平成18)年6月21日、午前10時1分、93歳で天に召された、

近藤先生の今日は命日である。







            マタイ受難曲

       くり返す放心を無心の思いとし君におさなきときはめぐりつ

       ながきながき思い心に重ねつつ老年というさびしき時間

       君にしばし留まる心を無心とし空にかすみて残る夕映

       マタイ受難曲そのゆたけさに豊穣に深夜はありぬ純粋のとき



遺歌集となってしまった『岐路以後』の「あとがき」は、

近藤とし子さん(芳美夫人)が記している。







       略ー思い返しますと、亡くなります三ヶ月前の日々の思いを、

       苦しい息の中から詠いました。丁度そのとき、私の誕生日が

       まいり、その日に詠いました作品が一番最後の作品となった

       のでございます。

         『早春歌』から数えて『岐路以後』は第二十四歌集に当たり

       ますよし。ーー略





   

                      2007年6月21日初版発行  3000円+税

 

 

 

 

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