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2016年6月28日 (火)

「エフーディ」 VOl.2 竹田<隠しキリシタン>編

エフ―ディの会の8名のメンバーによる吟行を纏めたもの。

9月26日から28日までの2泊3日の大分県竹田市への旅。

 

        石川 美南(歌人)

        川野 里子(歌人)

        小島 なお(歌人)

        高柳 克弘(俳人)

        東  直子(歌人・作家)

        平岡 直子(歌人)

        平田 俊子(詩人)

        三浦しをん(小説家)


20代から60代までの多才な顔ぶれが、短歌・エッセイ・俳句・詩に
それぞれ挑戦?している。




専門分野ではない他ジャンルに果敢に挑んでいるのに、先ず圧倒された。

そして、このようなかたちで2泊3日とはいえ、寝食を共にして生み出す行為

(文学)がとても羨ましく、且つなんだか崇高にも思えた。






走つても走つても逃げる白狐とほくゐるなり岡城登る         川野里子

むぼうびな城壁の際(きわ)廉太郎の胸にひらいた旋律がふる   東 直子

風吹けば土が匂うよ穂芒の実りのなかの豊後街道          小島なお

草原に墓標のごとく点々と牡牛ら立ちて反芻やまず         三浦しをん

血の流れ沁みたる土にあをあをと夏の名残のとのさまばつた    高柳克弘

(これは誰の夢の断片)裏庭で母が楽譜を火にくべてゐる      石川美南

あるだけの鉄道模型を敷きつめて踏み絵といえばバージンロード 平岡直子







      大いなる旅の始めの鰻飯       高柳 克弘

      水澄むやレプリカの鐘よく響く     石川 美南

      サンチャゴの鐘の響きやうろこ雲   東  直子

      木犀をわすれて先に行ってるね    平岡 直子

      牛糞の香に息とめて風の色      三浦しをん

      処刑場跡地を巡る冬の水       平田 俊子



遊び心満載だけど、でも、でも、みんな真剣に、

短歌に俳句にエッセイに詩を作っている。



それにしても、旅行の日程や作品の纏めなど、大変な作業だったことだろう。

次号は、どんなプランになるのだろうか。

 

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