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2016年10月10日 (月)

映画「お父さんと伊藤さん」 

お父さん(藤竜也)、伊藤さん(リリー・フランキー)、そして、主演・彩

(上野樹里)の物語り。



お父さん(74歳)が、兄夫婦の家を追い出され?ある日突然、彩(34歳)の

住む狭いアパートにボストンバックと小さな箱(謎)を持ってころがり込む。

彩は20歳年上の伊藤さんと同棲している。

この3人のぎくしゃくした関係が見どころ。

お父さんは「この家に住む。生活費は払う」とのたまうが、なんせ狭い

アパート。元・小学校教師だったお父さんは小言が多いし…




彩の息の詰まるような感覚はわからぬでもないが、お父さんとは実の親子

だから、そこはそれ(笑)。



この映画でいちばんほんわかとしてるのは、伊藤さん。

リリー・フランキーがやわらかい、いい味を出している。

バイト暮らしの伊藤さんは、彩よりも20歳も年上ながら、家事もするし、

お父さんにも優しい。

3人3様の言葉遣いや、気の配りかたがじんわりと胸に沁みる。





        死ぬときくらい好きにしたっていいじゃないか。(お父さん言)



       

お父さんが、伊藤さんに二人で一緒に田舎で暮らそうと提案、しかし、

伊藤さんはきっぱりと言う。



        他人に甘えるのもいい加減にしてください。



でも、伊藤さんは彩に向かって「ぼくは逃げないよ」と告げる。

この「ぼくは逃げないよ」の言葉は重い。






この世の中にこの映画に似たような家庭・家族は沢山いることだろう。

家族の物語りであり、現在の家族像を模索しているともいえる。

 

 

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