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2016年11月22日 (火)

秋の散策 i n 筑紫路

春日のふれあい文化センターの教室の仲間と筑紫路を歩いた。

ふたりの T さんの綿密な計画のもとに進められた行程は以下の通り。




    

         9時50分     JR春日駅集合 Tさんの車に乗車(わたしは)

    10時30分    太宰府観世音寺駐車場集合(全員)
  

    10時30分~12時30分  観世音寺・宝蔵舘・戒壇院・都府楼跡

    12時30分~15時     山菜日和 お茶々 会食&歌談義

         15時~      太宰府天満宮・お土産

「古都大宰府保存協会」の観光ボランティアの関さんをガイドにお願いした。

関さんの実にこまやかな解説があり、このたび改めて知ることが多くあった。

関さんは30年近く、この観光ボランティアをなさっているそうだ。





観世音寺の銀杏黄葉が風もないのにちらほらと散り、南京黄櫨の紅葉と、

真っ赤な柿の葉が目に眩しかった。

宝蔵舘では、4メートル80センチもある十一面観世音菩薩立像や

毘沙門天立像に溜息と怖れをなし、吉祥天如像のお顔に心が和いだ。





長塚節の歌碑にも立ち寄った。

2009年3月に「文学館倶楽部」に掲載するために取材した時よりも歌碑の

文字が薄れて判じ難くなっていた。

この歌碑は「手を当てヽ鐘はたふとき冷たさに爪叩き聴くそのかそけさを」

で、中島哀浪の書になる。






ところで、長塚節が手を当てたという鐘はいまは盗難防止(?)のために

巡りに金網が張ってある。

この鐘は「日本の音100選」にも選ばれてあり、現代でも年末には百八つの

鐘を撞くとか。一般の人も運が良ければ並んで撞くことが出来るらしい。





そういえば、宝蔵舘の中でこの鐘の音をテープで流していたが、耳に心地

良い音であった。






万葉歌碑が、筑紫路(太宰府周辺)には、17か所建っている。

そのうちの一つは、

    瓜食(は)めば子ども思ほゆ栗食(は)めばまして偲(しぬ)はゆ

    いづくより来たりしものそ まなかひにもとなかかりて安眠(やすい)

    しなさぬ                 巻五 八〇二   山上憶良

    反歌

    銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝 子にしかめやも

                          巻五 八〇三    山上億良


都府楼跡(大宰府政庁跡)の広々とした所で、晩秋の空気を満喫。




大きな一本の木の紅葉が美しい。ガイドの関さんがすぐ教えてくださる。

あの葉っぱは三角ですよ、と。名前は「唐楓(とうかえで)」。

はじめて見た。はじめて知った楓だった。

お昼は〈まされる宝〉もしばし忘れて、美味しい美味しいと食べ、喋り、

みんなで今日のお天気と御馳走に感謝した。

この教室には「晴れ女」が多いみたい。





勿論、帰りには梅ヶ枝餅をお土産に買いましたよ。

 

 

 

 

 

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