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2016年12月20日 (火)

竹中優子さんの超短編小説「九月一日」

平成28年度の福岡市民文芸賞受賞作品掲載誌『文芸福岡』(第5号)が

届いた。




「未来短歌会」の〈陸から海へ〉(選者・黒瀬珂瀾氏)所属の竹中優子さんが

トリプル受賞した作品が掲載されている。

詩で福岡文化連盟賞、エッセイで市民文芸大賞、超短編小説で福岡文化

連盟賞とその才能のほどが察せられる。

そのなかで、わたしは個人的には、超短編小説がいちばん良いと思った。

選者は、歌人で作家でもある東直子さん。選評で以下のように記している。


       「九月一日」は、昨今様々な場面で話題になっている「スクール

        カースト」の問題に切り込み、現代的であるとともに文体が

       柔らかく、独自の風情がある。--略

       心理的どんでん返しともいえるラストの校門のシーンは、映像的

       にも美しく印象に深い。人間の多面性に光を当て、思考を深め

       られる一編でもあると思う。



超短編小説とはいえ、プロットもしっかりしており、ほんとうに彼女は選者の

東直子さんのように作家としても自立出来るんじゃ~ないか、とさえ思えて

くる。





でも、やっぱり短歌は作り続けてほしいし、

福岡にいてほしいし、

「未来福岡歌会」にもいままで通り出席してほしい。



                2016年12月10日発行 定価 1000円(税込)

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