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2017年3月13日 (月)

偶然、そして連想

2月22日に穂村弘の『野良猫を尊敬した日』をこのブログで

紹介した。その同じ日のブログに偶々、鷲田清一の「折々のことば」

(朝日新聞)を引用した。





本日の「折々のことば」には穂村弘の『野良猫を尊敬した日』のエッセーの

ことばを鷲田清一が取り上げている。




       めんどくさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ。

       これはもう一種の犯罪……他人ではなく自分自身に対する

       犯罪だ。                 穂村 弘

上の2つのことは、偶然だろう。

その偶然がたのしい。

偶然はたのしいが、連想ということでいえば、昨日読了した『狂うひと「死の

棘」の妻・島尾ミホ』から、連想して島尾敏雄の『死の棘』(新潮社)をふたたび

みたび繙いている。




夫婦の凄絶な闘いに胸がかきむしられるが、以前よりいっそう胸が

痛むのは伸一とマヤの言葉。





       伸一は、

       「もうぼうや、いろんなことを見てしまったから仕方がない。

       生きていたってしょうがないから、おかあさんの言う通りになる。

       ぼうや、おかあさんといっしょに行って、おかあさんが死のうと

       言えば、いっしょに死ぬよ」


       「マヤハ、シミ(、、)タクナイ」(注・マヤは、死にたくない)

       と言って泣ぎじゃくっていたが、でもそのあと、こどもらは疲れて

       眠ってしまった。







読みはじめて三分の一。

まだまだこの闘いは続くし、いとけない子どもたちが案じられる。




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