« 歌集『海の窓』 中塚 節子  現代短歌社 | トップページ | 歌誌『はつか』 旧仮名・若手歌人の連作 »

2017年6月 9日 (金)

『もしもし、運命の人ですか。』 穂村 弘  角川文庫

例によって例のごとく穂村節(笑)の、文章に催眠にかかりそうに

なりながらも、読了。

瀧波ユカリさんの「ダメさ余って可愛さ百倍」と、

ハルカさんの「パンクと、恋と、穂村弘」のお二人の解説が、スルドイ。

もうこの解説を読んだだけで、穂村弘のことが、この文庫の内容のことが、

99%までわかっちゃう仕掛けなのだ。




まぁ、それはおくとして、穂村弘ファンにとってこの書は少々きつい(?)

だって、……(この、「だって」と言うのはやめよう。)





      「いいひと」との穏やかな関係には非日常性が乏しい。

      日常に限りなく近い恋には恋の醍醐味がないというわけだ。ーー略


      生の実感は死に近づくことによって得られる。ーー略

                              「魔女と恋に堕ちる理由」






なかでも「心の地雷原」の章は、穂村弘の等身大(って云うても、知らんけど)

の、精神の在りようが感じられる。繊細で、潔癖で、それでいて不遜(笑)な

穂村サンが垣間見える。




あぁ、また、穂村弘本を読んでしまった。






                平成29年1月25日初版発行  560円+税

« 歌集『海の窓』 中塚 節子  現代短歌社 | トップページ | 歌誌『はつか』 旧仮名・若手歌人の連作 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2032066/70808303

この記事へのトラックバック一覧です: 『もしもし、運命の人ですか。』 穂村 弘  角川文庫:

« 歌集『海の窓』 中塚 節子  現代短歌社 | トップページ | 歌誌『はつか』 旧仮名・若手歌人の連作 »