「未來」 2017.10 №.789
「未來」10月号、落掌。
210ページを捲りながら、あの人この人の作品をチェック。
未来の「後記」は、先ずいちばんに読むのだが、今号は岡井隆さんの
後記になんだかじ〜んとするものを感じた。
❖わたしは、いつ何が起きても不思議ではない年齢なので、
あまり将来の予定など書いても仕方がないのだが、
(一) 角川振興財団から出す新歌集
(二) 時評集
(三)評論・エッセイ集
(四)詩集
わたしは、これらの本を半ば自費出版のようにして出し、
今までもそうだったように、三百人ぐらいの人に寄贈することに
なるだろう。ほとんどが、自分のための記念歌集、記念詩集など
になることを善しとしているのだ。
(一)から(四)まではもっと詳細に書かれていたのだが、長くなるので省略した。
「いつ何が起きても不思議ではない年齢なので…」と自覚していらっしゃる
岡井さんを思うとせつない。来年1月の誕生日で90歳になられるのだ。
その岡井さんが会員の100名近い方々の選歌をまだなさっていることを思う。
そして、来年出す予定の本など、300名ぐらいの方々に寄贈なさると仰る
のだ。そのように今迄もなさって来たのだろう。この岡井さんの姿勢の尊さ。
なんだか泣けてくるような話ではないか。
短歌を作り続けるということ、歌集を出すということ、いろいろなことを思う。
そして、わたし自身の胸に問いかけている。
ところで、大騒ぎしたメガネ騒動は、解決しました。
生涯学習センターにありました。土曜日には手許に届きます。
メガネがないと不自由なのですが、なんとかなりそうです。
忘れ物、落とし物には今後一層注意をしないといけない年齢になった
ようです。
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