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2018年1月22日 (月)

夕焼けがこわいのですか… 本川克幸歌集『羅針盤』のこと

「夕焼けがこわいのですか夕焼けを見ていることがこわいのですか」

2016年3月、本川克幸氏は急逝された。

享年、51歳であった。

氏の遺歌集には、夕焼けの歌がある。

次の夕焼けの歌もかなしい。せつない。

      夕焼けが消えてゆくのを見ておりぬ壊れたアンドロイドのように


本日の朝日新聞の「短歌時評」で大辻隆弘さんが「遺歌集の麗しさ」と題して

歌集『羅針盤』(砂子屋書房刊)に触れて書いている。

      自分の死後、遺った歌を読み継ぐ仲間がいてくれる。それは

      何と心強いことか。短歌の世界には、そんな麗しい人と人との

      つながりが、今なお息づいているのである。


本川さんは〈夕焼け〉がことに好きだったようである。

本川さんのツイッターはまだ当時のまま残っている。

夕焼けの写真を、たくさん、たくさん掲載している。

コメントは「今日の夕焼け」と書かれ、同じ日に2枚も載せていることもある。

2015年の8月から10月にかけてはことに夕焼けの写真が多い。

2015年の9月8日の「その2」の夕焼け。

2015年9月16日の夕焼け。

見ていると泣けてくる。

この夕焼けを撮ったのは、生きていた時の本川さんなのだ。

本川さんは、どんな思いを抱いてこの夕焼けを撮っていたのだろうか。



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歌集『羅針盤』についてわたしは、2017年11月29日に当ブログで

感想を綴っている。

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