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2018年4月18日 (水)

季節の便り⑦ ヒトツバタゴの花

久留米六ッ門の銀のすぷーんのパティオに咲いていた

ヒトツバタゴの花。

真っ白い花が陽に映えて眩しかった。


この花を見ると思い出すのは、松本健一さんのエッセイである。

もう、かれこれ20年前くらいか ?

まだ、この花が今みたいに世間に流通していない ?   時だった。

西日本新聞の50回連載のエッセイに書かれていたヒトツバタゴの花を

「海照らし」の花と紹介していた。

対馬にはヒトツバタゴの自生地(鰐浦)があり、3000本くらいの花の咲く頃は

海面を白く染めるという。海を照らすことから「海照らし」の花とも呼ばれて

いる。



そのエッセイを読んでから、まだ見たこともない幻の花を追い求めていた。

後年、歌人の山崎方代さんににヒトツバタゴの歌があることを知った。

方代さんはヒトツバタゴの別名「なんじゃもんじゃ」として、うたっている。


      生れは甲州鶯宿峠(おうしゅくとうげ)に立っている

      なんじゃもんじゃの股からですよ        

                           『右左口』 山崎 方代


北九州の歌会会場近くにはヒトツバタゴの並木通りがある。

毎年たのしみにしている。

その並木の下をゆっくり歩く。

花を眺め、写真を撮り、わたしの至福のひとときである。

ヒトツバタゴは、「一つ葉タゴ」とも書き、モクセイ科。



でも、今年はいろいろな花の咲き具合が早い。

せめて1週間くらい待っててほしいと思う。

1週間したらわたしが行くけん。

それまで、散らずに、待っといて‥‥ね。


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つらつら考えたら、

ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)の花のことは、このブログに

いつだったかカキコミをしたような気がしていた。

調べてみたら2014年5月2日に上記と同じように対馬の自生の

ヒトツバタゴのことを記していた。

あれから4年たつのにちっともわたしの心は変わっていない。

(と、云うか、退行かしらん。)


まだ、対馬・鰐浦の「海照らし」の花は見ることが出来ないでいる。

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