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2018年4月14日 (土)

「おお雲雀よ」 坂元 元子(故人) 合同歌集 「陽だまり」より

10日のブログで、坂元 元子さんの追悼合同歌集のことを

お伝えしました。

降る雨を眺めながら、ああ、やっぱり坂元さんの歌を皆さまがたに読んで

いただきたくなりました。

明るくて、チャーミングで、誰からも愛された坂元元子さん。

その歌は、坂元さんの〈素〉の姿が、そのまま表現されています。



       おお雲雀よ          坂元 元子(故人)

   アンスリウムの赤い花穂はそれぞれにあっちにいきたいこっちにいきたい

   ことあらば阿吽の呼吸四っ人で竹屋の鰻がいいんじゃないか

   「百年の孤独」を抱え蚊口浜に小粒の牡蠣はこりこり美味しい

   おお雲雀よ朝日をあびて見てこんば椿の里は今が花季(はなどき)

   喉仏を上下に動かしぐいぐいとビールを呑むは私の息子

   妹よ同心円より飛び出して野辺の花でも描こうじゃないか

   父母の花冠の初子と生れ来て三日で逝きし姉の名「菊子」

   わたくしも逆さに読めば十八歳ちょっと気取ってミモザを貰う

   夜中には浄土旅行を考えてちょっと可笑しい朝日を見れば

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