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2018年6月17日 (日)

「基本的歌権(かけん)」って、なんなの ?

「歌壇」2018年7月号を読んでいたら、珍しい言葉に遭遇した。

「定綱が訊く 第2回 ぶっかりインタビュー」の斉藤斎藤さんの回なの

だけど、終盤になって、超(ちょう)、 驚く発言があった。

「基本的歌権(かけん)」 だって…


「基本的人権」とか、「著作権」とかは馴染みだけど、「基本的歌権(かけん)」

って、いったいなんなの ?


そもそもこの言葉は、「心の花」の120周年記念号の座談会で出てきた

言葉らしい。以下、斉藤さんの談をかいつまんで記す。

     略ーー 歌会で〈消えさった予知能力を追いかけて埠頭のさきに鍵を

     ひろった〉(佐々木朔)という歌に、「いいところでいいものを拾い過ぎ

     じゃない ? 」 みたいなことを穂村さんが言ったら、寺井龍哉さんに

     「今はそういう批評はナシなんですよ」と言われたと。基本的歌権

     みたいなものがあって、歌の言葉はそのまま読み取るべきだと。

     だから、ここはもうちょっとこうしたほうがいいみたいな批評はしない

     で、歌の言葉を尊重して、それを効果的に読み取って行くのが今の

     歌会のマナーなんですみたいなことを言われて、びっくりしたそう

     なんです。--略                   斉藤斎藤 談


定綱さんも「基本的歌権、そんなのがあるのかなあ。」と語っていたけど、

わたしも定綱さんや斉藤さんの言う「この一首はこの言葉が機能してないん

じゃないか、みたいな批評はアリだと思う。」に、賛意を表したい。







そこまで、掘り下げるのが歌会だと思うのだけど、どうかしら ?

寺井さんの意見は、なんだかなぁ……(笑)

其の伝でいけば、わたしなんぞいっつもマナー違反ばかりしているみたいだ。

 

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