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2018年7月10日 (火)

「誌上大歌会」  角川『短歌』 2018年7月号

『短歌』7月号の特集、「誌上大歌会」が面白かった。

結社も世代も越えた5名が自由詠で一人3首出して、選歌する方式。

勿論、無記名だから、誰の歌かわからない筈。

点盛り結果の一覧表を掲載。

そして、何よりその批評の読みの深さやこまやかさが参考になった。

参加者は、小池光(短歌人)、栗木京子(塔)、坂井修一(かりん)、

小島なお(コスモス)、服部真里子(未来)の5名だった。

最後に「作者一覧」として、歌と名前を発表している。




本日、わたしの関係している教室で皆さんがたの歌を無記名で

披露してみた。(ごめんなさい)

点が沢山入ったのは小島なおさんの歌で2首。「ほんとうのさみしさからは

ほど遠く樗(おうち)の下に逆さまのバケツ」と「のりしろのような時間が

ほのひかる葉桜の下をパトカー過ぎる」だった。

坂井修一さんの「夜の底わたしくたくたあめふらし進むも引くも

しよつぱい春だ」は、男性に人気があった。



小池さんが、なおさんの歌を2首選んでいたのが、さもありなん(笑)と

思ったことであった。たぶん、下の句に惹かれたのでしょう。

それにしても、みんなの意見は「小島なおさんって歌が上手いねぇ、」

だった。











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北部九州も昨日、梅雨明けした。

電車の窓から見た雲の峰。

ああ、ほんとうの夏がやって来た。

         積乱雲つねに淋しきポプラあり    金子兜太




ことしの夏の訪れはことのほか淋しい。

せつない夏だ。



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