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2018年8月16日 (木)

映画「フジコ・ヘミングの時間」 KBCシネマ

企画・構成・撮影・編集・監督の小松壮一良が2年以上をかけて、

世界各国で撮影したドキュメンタリー映画。

60代で世界に見出された奇跡のピアニストのフジコ・ヘミングの演奏活動、

そして、猫たちに囲まれた暮らしをあますところなく伝えている。


  わたしがフジコ・ヘミングを知ったのは1999年のNHKのドキュメンタリー

  番組のあとだった。それも今は亡き S・I  さんが送ってきた短歌だった。

  「フジコ・ヘミングって誰なの?」って、その時に訊ねた。

  彼は滔々とフジコのピアノの素晴らしさを語ってくれた。

  たぶん、彼の遺品のなかにはフジコ・ヘミングのデビューCD「奇跡の

  カンパネラ」もあるのではないか。(今度の歌会で夫人に訊ねてみよう。)




映画はフジコの14歳の時に書かれた絵日記を捲っていくかたちで進行。

その絵日記の絵が実にいい。(スウェーデン人アーティストの父のDANか ? )

フジコの着る洋服は、19世紀パリのアールヌーヴォ風で、彼女のチャーミング

さを引き立て、パリの街にしっくり馴染む。





80代になった今でも毎日必ず4時間はピアノの練習をするフジコ。

そのピアノの音色には色が付いている。

「弾く人の日々の行いが表われる」と言うフジコ。



彼女が1年の半分を過ごすパリのアパルトマンには2匹の猫がいる。

その猫ちゃんにはドイツ語で語りかけるらしい。猫ちゃんや愛犬が彼女を

支えているのだ。



年間約60本世界のどこかでコンサートを開くフジコ。

「わたしはマネージャ―を持たない主義なの」には、驚いた。

交渉なども自身がするのか?


家族のいないフジコは、〈家〉に拘る。

東京・京都・パリ・ベルリン・LAと〈家〉を所有。京都の家は町屋造りの

古民家。

バリのアパルトマンは、アンティークで飾られている。





この映画は、ピアノ好きは勿論だが、音楽に興味がない人にも

お薦め。フジコの生き方がひりひりと伝わってくるから。


〈魂のピアニスト〉フジコ・ヘミング。


「ラ・カンパネラ」を、もう一度じっくり聴きたい。



冒頭の字幕は、 「人生とは時間をかけて私を愛する旅」 だった。









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