秋夕映えの真顔ばかりが揺られをり 森 澄雄
夕方6時、駅前のミュージック時計の「夕焼小焼」の曲が流れてくる。
西の空を眺めると、真っ赤な夕焼け。
泣きたくなるような夕映えである。
久しぶりに夕焼けを眺めることができた。
ことし最後の夕顔の花か。
2つほんのりと咲いている。
そう手入れもしないのに、律儀によく咲いてくれたことよ。
たぶん、30個 ? くらいは眺めたような。
今日は、自転車に乗って美野島のN カップまで行って来た。
44個の注文をして、その足(自転車)で大橋のB電器へ。
プリンターのインキの無くなる速さ。ついこの前増量のブラックを
買ったのに、もうプリンターのスイッチが点滅している。
そういえば、この自転車は昨年の10月30日にわがやに届いたのだが、
数えるほどしか乗っていない。
あと何回くらい乗れるのかしらん。
ーー略
飛べ、という
もうこの年齢になるとね、飛んだらあの世だよ
五百塵点劫なんて称えて
ほんのすこしでも天に近づこうなどと思ったら
空気はうすくて危ない危ない
身の丈を考えてね
筋ちがえるよ
無理しちゃあだめだってば
「飛べ」
『デジャビュ』以後 田村雅之詩集
この詩集は442ページもあり、なかなか読みこなせない。
常に机の横の手の届く所に置いているのだが、なかなか清澄な気分の
時がなくて繙けないでいる。
巻末の「田村雅之年譜」が愉快だ ?
極めてプライベートなことも綴っているのだが、関心のある人は
熟読することだろう。
そうそう同時に刊行された『オウムアムア』は、凄い。
何が凄いって。
蘇芳、媚茶色、檜皮(ひわだ)色、鶸萌黄、青藍、二藍、紅藍、滅紫
等々、色名に関してはかなりマニアックなのだ。
そして、わたしなんぞが知らない言葉ばかり。
詩集のタイトルの『オウムアムア』って、ハワイの言葉で「斥候」らしい。
その「斥候」だって、知らなくて、調べたよ。
と、いうことで、今夜はもう寝ることにする。
幸せな夢を見ることができますように。
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