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2019年1月29日 (火)

時評「判断の基準」 寺島博子    「朔日」 2019-2

結社誌の時評はつとめて目を通すようにしている。

特集やあとがきも一通り目を通すのだが、いかんせん持ち時間が

少なく斜め読み程度になってしまう今日この頃である。



「朔日」の時評は寺島博子。

彼女の時評は熱っぽくはないが、押さえるところはきちんと押さえていて

共感する部分が多い。

2月号は、「判断の基準」。

「短歌往来」(2018年12月号)の睦月都の評論「歌壇とジェンダー 

-または「ニューウェーブに女性歌人はいない」のか ? 」に、

ことよせて評している。


        (略)

        ニューウェーブにあたる作品には短歌の伝統的な文体とは

       異なる特徴がある。もう一点、「ニューウェーブ」と称する活動体

       に特有のベクトルが存在するはずである。ニューウェーブに属する

       か否かを判断するには、作品の特徴のみではなく、活動体の

       ベクトルにその歌人があてはまるか否かが検討される必要

       ある。その判断が女性だから、男性だから、という理由によって

       なされるのであればあまりにも空しいし、荻原(裕幸)たちの発言は

       恐らくそういう理由によるのではないのだろう。 (略)




「ニューウェーブには、女性歌人はいない」と述べた荻原裕幸には、

明確な (?) な判断基準があるのではないか、とわたしなども思ってしまう。

いつかその判断基準の提示をして貰いたいものである。

 

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