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2019年6月 5日 (水)

『えーえんとくちから』笹井宏之 ちくま文庫

『えーえんとくちから』(パルコ出版)が刊行されたのは、笹井宏之さんの

三回忌(2011年1月24日)の折だった。

その『えーえんとくちから』が文庫になり、今わたしの手元にあるのは

すでに第三刷である。

 

「まっすぐでピュアな」笹井さんの歌は若者たちは勿論だが、わたしのような

高齢者でも胸にしっとり入ってくる。もう高名になった歌ばかりなのだが、この文庫には

詩や俳句も収められている。

そこで、本日は笹井さんの俳句を紹介したいと思う。

 

        砂のねむり

     くしゃくしゃにしていた夏をひらきます

     茹でられてあなたはグリンアスパラガス

     (ひまわりが比喩からもどります)どうぞ

     蟷螂はしずかに祈り死後の雨

     燃えている雨もあったでしょうあの日

     ひまわりの首をつかんで泣きました

     トマトだと思っていたら愛でした

     狂おしく咲かない薔薇を叱ります

     死ぬために夜の樹を抱くあぶらぜみ

     眠れないあなたのために鳴くかじか

     砂浜へ砂のねむりを聴きにゆく

     八月の私へそっと置き手紙

 

 

ああ、笹井さんは俳句も作っていたのだと思う。

本書には「文庫版のためのあとがき」を父君の筒井孝司氏が執筆。

解説は穂村弘さん。

           2019年3月25日 第三刷発行

               680円+税

 

 

 

☆   ☆   ☆

今朝、赤く色づいたミニトマトを3個収穫した。

2本のミニトマトにいくつくらい実がついているのだろうかと数えてみた。

Aは136個、Bは131個だった。一つの花の塊りからおおよそ10〜15個くらいの実が

付いている。今年は2本のミニトマトで収穫は150個くらいかしらと思っていたけど、

嬉しい誤算。

ゴーヤ―の黄色の花に蝶々が来ていた。ネットに蔓が上手に(笑)のぼっていってくれている。

 

それにしても今日は暑かった。久留米は33.3℃、だって。

暑さのために?電車の中に忘れ物をしてしまった。

   

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