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2019年9月16日 (月)

『図書』2019年9月号 岩波書店

「こぼればなし」を読む。

 

    ◎こういう時代状況では、PR誌のあり方も変化していくのが

    趨勢ということでしょうか。KADOKAWAのPR誌『本の旅人』が

    七月号をもって休刊するとの報に接することになりました。

    九五年の創刊からほぼ四半世紀、二三年にわたる刊行でした。

 

おやおや、他版元のPR誌のことに編集子が触れている。

 

    ◎小林さん(『本の旅人』編集長)の指摘するように、紙媒体と

    電子媒体が単純に対立するものではないでしょう。電子書籍が

    紙媒体を近いうちに駆逐すると思われていた米国でも、紙の本

    への回帰ともみられる現象があるようです。

 

当ブログ(「暦日夕焼け通信」2019年7月4日)で『本の旅人』の休刊に

ついて悲鳴(笑)をあげた私としては、この「こぼればなし」に注目をした。

「紙の本への回帰」。そうあってほしいものと願っている。

 

さてさて、同・9月号の小池昌代さん(詩人)の「別離」は読み応えがあった。

梅を収穫し、梅酒に仕込む話なのだが、微に入り細に入り観察・考察して

いる。このエッセイの起承転結の「転」の部分で、若い頃の恋のことに

触れている。

 

    あの時、世界は崩壊した。

    約束というものは、はかないものだ。何の保証もないそんな危うい

    ものをかわし、わたしたちは平気な顔で断崖を生きていたのだ。

 

そう、このエッセイの「結」の部分は、どうぞ、ご興味のあるかたは、

『図書』9月号をゲットしてお読みください。(さぁ、走ってください。

なくなりますよ〜(笑))

考えさせられたエッセイ(短篇小説のような)でした。

 

    

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