文化・芸術

2019年10月16日 (水)

「まいにち文化祭」のご案内

       2019  まいにち文化祭

               (まちなかカルチャー 久留米毎日文化教室)

 

       2019年11月4日(月・祝)

       11:00〜〜16:00

       入場 無料

       会場 毎日文化会館

                    久留米市東町31-34

       アクセス 西鉄久留米駅より徒歩7分

            東町公園の東側に面した白い建物 

        

       3F   特設ステージ

       4F   作品展示 茶道お点前

 

 (当日は、短歌教室の方々の小冊子「ちっご川」を配布。

  但し、数に限りがありますので、欲しいかたはお早目に

  お越しください。)

 

 

 

 

2019年9月28日 (土)

「石牟礼道子と短歌」 ふるさとの歴史と文化

遊学講座の第4回「石牟礼道子と短歌」の講演が福岡アジア美術館

あじびホールであり27日、出掛けた。(行くのを躊躇っていたのだが、

チケットを取るのを勧めてくれたのは、ほかならぬ連れ合い(苦笑)。)

その前に櫛田神社にお参り。境内で真っ赤な彼岸花の咲いているのを

見かける。傍らには桔梗の花が咲いていた。


石牟礼道子の短歌については、わたしが属していた同人誌「飈(ひょう)」の

1989年11月№32で本誌3ページに亘る一文を寄せている。

その文章を思い出しながら前山光則氏(作家・八代在住)の講演に耳を傾ける。

 

石牟礼道子の文学的出発を「短歌」だと説き、レジュメには100首ばかりを引用。

短歌集『海と空のあいだに』の「あとがき」全文を引用している念の入れよう

だった。俳句・略年譜などを含めてA4用紙10ページ分のレジュメに感嘆。

 

   ひとりごと数なき紙にいひあまりまたとぢるらむ白き手帖を

   さらさらと背中で髪が音をたてますああこんな時女の言葉を

   聴いて下さい

   雪の辻ふけてぼうぼうともりくる老婆とわれといれかはるなり

   まぼろしの花邑(はなむら)みえてあゆむなり草しづまれる来民(くたみ)

   廃駅

   花びらの吐息のごとくてのひらになでられつゆく冥土への旅

 

 

前山氏の選んだ石牟礼道子の代表作7首中の5首を上記に紹介。

「青春を謳歌しなかった歌人」と話されたのが印象深い。「しなかった…」

と、言うより、この世に生きることの生きづらさを負っていたのだろう。

 

    *

   短歌は私の初恋。

   常に滅び、常に蘇るもの。

   短歌はあと一枚残った私の着物。このひとえの重さを脱いで

   了えば私は気体になってしまうでしょう。今暫くこの薄絹につゝまれて

   私を育みたい。私の抱いているもの、その匂いをたどる触感だけは、

   持っています。      短歌への慕情   石牟礼道子    

              「南風」1953(昭和28)年4月号所載

 

句集『天』(昭和61年 天籟俳句会・刊)と『石牟礼道子全句集 泣きなが原』

(平成27年 藤原書店・刊)の中から、各33句の合計66句の紹介も嬉しい。

 

   死におくれ死におくれして彼岸花     『天』

   満月のひかり地上は秋の虫         〃

   にんげんはもういやふくろうと居る     〃

   来世にて会はむ君かも花御飯(まんま) 『泣きなが原』

   おもかげや泣きなが原の夕茜        〃

   向きあえば仏もわれもひとりかな      〃

 

 

豊穣な1時間半を感謝。

連れ合いに、そして、講演者の前山光則氏に。

   

   

 

 

 

2019年7月 1日 (月)

舞台「三婆(さんばば)」 博多座

思いがけなくも福岡公演の初日に行くことができた。

いゃぁ、面白かった。愉しかった。

声を出して笑うほどの喜劇。

 

      本妻・松子  大竹しのぶ。

      小姑・タキ  渡辺えり

      お妾・駒代  キムラ緑子

                   他・略

  

 

夫が急死した松子の家に義妹のタキとお妾さんだった駒代が転がり込んで来る。

タキは、結婚したことも働いたこともない女。(フリルたくさんのお洋服がカワイイ。)

シリアスな内容なのに演ずるお三方の熾烈なバトルが面白、可笑しかった。

 

ニ幕では、歌って踊って、観客まで声を揃えて歌っていた。

大竹しのぶさんは、本気で楽しんでいるみたいで、一層彼女が好きになった。

 

三幕ではホントに「三婆」になってしまっていた。

あんなに喧嘩ばかりしていた3人が寄り添って暮らしている。

からだまで小さく小さく見えて……(笑いながら泣けてきたのは、なんだろう。)

 

いつか行く道、他人事ではなく、誰にでも訪れる老い。

 

 

☆    ☆    ☆

今朝は、今夏2本目のゴーヤ―を収穫、まだ食べ頃のが3本なっている。

ミニトマト16個収穫、毎朝14~15個収穫。

今朝は朝顔の花が5つ咲いていた。

 

ああ、そういえば本日より博多の街は「博多祇園山笠」。

本日より飾り山笠公開で、上川端通の飾り山笠を見た。

表は「神武東征誉(じんむとうせいのほまれ)」で見送りは「三人形」だった。

人形師・田中勇さん。

15日の追い山(午前4時59分)に向けて、街は祭り一色になる。

今日も法被姿の男しが街のあちこちに見られた。

 

 

 

 

 

 

 

   

2019年5月26日 (日)

第五五回 久留米短歌大会 終了・御礼

第五五回 久留米短歌大会(久留米連合文化会主催)は本日32℃の酷暑にも関わらず、

盛会に終了しました。ご出席してくださった皆様、ご投稿してくださった皆様、

ありがとうございました。特選賞のかたは以下のようになっています。

 

 久留米市長賞 

   病室に南先生ふわり来ぬ水玉模様が白衣に透けて      福岡市  重松美智加

 

 久留米市教育委員会賞

   能面の「翁」のやさしき面を彫る夫の顔にも深き横皺    柳川市 高橋 将代

 

 久留米連合文化会賞

   新薬の開発により百までも生きて苦しむ平成の世を     久留米市 向井 真津

 

 西日本新聞社賞

   義弟(おとうと)の柩(ひつぎ)の中に吾が折りし折鶴そっと入れてやりたり

                               朝倉市 高倉 久年

   朝刊を開けばぱっと菜の花のカラー写真が春を告げおり   久留米市 蒲原ツヤ子 

 

 

他に入選と佳作の賞がありました。

スタッフの方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

 

石橋文化センターの薔薇が見頃でした。「香りのバラ園」を行きつ戻りつしました。

そして、ガーデンテラスから眺めた花菖蒲の色の艶やかさを、思い出しています。

 

2019年3月23日 (土)

第55回 久留米短歌大会 作品募集中


日時  2019年5月26日(日) 午後1時〜4時30分


会場  石橋文化センター  小ホール(入場無料)
     久留米市野中町  電話0942-33-2271


講師  恒成美代子(未来)
     演題「高齢者の歌に学ぶ」


選者  恒成美代子(未来)・藤吉宏子(歌と評論)・大津留敬(歩道)



◆応募規定
  ① 3首以内 未発表作品に限る。
     住所・氏名(フリガナ)・電話番号・性別・生年月日を記入

  ②投稿料 1首につき1000円。(郵便小為替を同封)

  ③応募期間 3月31日(日)まで。

  ④応募先  〒830-0013 
        久留米市櫛原町80-1 石橋記念くるめっこ館内
         久留米連合文化会
           久留米短歌大会事務局 宛

  ⑤問い合わせ 上記、久留米短歌大会事務局まで(電話0942-32-7487)


◆ 賞 久留米市長賞・久留米市教育委員会賞・久留米連合文化会賞・西日本新聞社賞
    
    
    主催:久留米連合文化会・第55回久留米短歌大会実行委員会
  
    後援:久留米市・久留米教育委員会・福岡県歌人会・西日本新聞社

☆   ☆   ☆
短歌大会のお知らせでした。
応募期間は3月31日までです。ご投稿よろしくお願い申し上げます。

(当日は、馬場あき子さん・春日真木子さんの秀歌などを紹介しながら、お話いたします。)


2019年2月18日 (月)

「〈短歌+映像〉北九州近代の記憶」 北九州市立文学館

*イベントのお知らせです。

     〈短歌+映像〉

  北九州近代の記憶 〜炭鉱・製鉄・鉄道〜

   日時  2019年3月17日(日) 午後2時〜午後4時

                     (開場: 午後1時30分)

   場所  北九州市立文学館 交流ステージ

   会費  1000円(資料代) *どなたでも参加できます。

        会費は当日、受付でお支払いをお願いします。

   DVD映写と講話 今川英子(北九州市立文学館長)

   スライドと短歌朗読/ 解説

          阿木津英・黒瀬珂瀾・五所美子・恒成美代子

               (『九州の歌人たち』企画編集委員)

    お問合わせ  北九州市立文学館 tel: 093-571-1505

   主催 『九州の歌人たち』企画編集委員会 共催: 北九州市立文学館



        *  北九州にゆかりのある歌人たちの短歌を

      スライド上映と共に、朗読いたします。

      興味・関心のあるかたはどうぞいらしてください。

      お待ち申し上げます。

2018年11月14日 (水)

「壊れた自我の補助具」 上野千鶴子  朝日新聞

朝日新聞の2018年11月11日の「うたをよむ」は、上野千鶴子さんが

執筆していた。

その中で印象深かったのは、岡井隆さんから言われたひとこと、

「上野さん、あなたはきっと帰ってくる‥‥」

この意味することは、短歌の世界に戻ってくるということだ。

上野さんは、その言葉を「岡井の呪い」などと、茶目っ気たっぷりに書いて

いるが、岡井さんは今迄数多くの「帰ってきたひとたち」を知っているから

でもあろう。


短歌ってほんとうに不思議だ。

一度その「毒と蜜(笑)」を吸ってしまうと、忘れたつもりでも、ある日ふと

その味のことが思い出される。そして、〈原点〉に立ち戻ったりする。

良かれ悪しかれ、そんな摩訶不思議なものを秘めているのが三十一文字の

定型ともいえる。

上野さんは故・鶴見和子さんの例をあげながら、若い頃佐佐木信綱に師事

して学んだ短歌を晩年になって再開した鶴見さんのことを書いている。


      半世紀死火山なりしを轟きて煙くゆらす歌の火の山   鶴見和子




      認知症ケアで有名な故小澤勲医師が、自分たちのやっている

      ことは 「自我の補助具」を提供することだと言う。老眼には

      眼鏡が、難聴には、補聴器がある。それなら認知症によって

      壊れた自我にも、補助具があってもよい。   

                                上野千鶴子の文より


上野さんの講演 ?  を一度聴講したことがある。

もう、30年以上も前のことかも知れない。福岡市の城南市民センターだった。

データーを駆使しての講義で、上野さんのブレーン ?  の方々が生き生きと

補佐をしていた。わたしはと言えば、内心そんなデーターの話ばっかりでは

つまらん ! などと、生意気にも思っていたのだ。



上野さんはそのご、あれよあれよというまに立派な学者さんになられた

みたいだ。

そうして、このたびの「うたをよむ」を拝読して、上野さんの上に過ぎた歳月、

そして、わたしの上に過ぎた年月を思ったりした。






上野さん、良い文章を読ませていただきました。

短歌が「壊れた自我の補助具」になってほしい。

自我を支える強力な補助具になるだろう‥‥と、思いたいです。



2018年10月30日 (火)

「ギンナンと茂吉」 風車   西日本新聞  2018年10月30日   

ペンネーム(竹若丸)さんの「風車」のコラム を読む。

大正9年秋、斎藤茂吉が佐賀県の古湯温泉に湯治に行った折のこと。

その日録には、「山の祠の公孫樹の下には、いつしか黄色に熟した銀杏が

落ちはじめて、毎朝、それを拾うのを楽しみ」を引用し、次の歌をあげて

いる。

       けふもまた山に入り来て樹の下に銀杏ひろふ遊ぶが如く


ところが、そのイチョウの枝に「ギンナン ヒロフコトナラヌ 持主」という木札が

下げられた…(略)


この話は中公文庫の『日本の詩歌』 (8 斎藤茂吉)の書で読んだ時、

面白い話だと記憶に残っている。



そして、何より古湯温泉といえば、過ぎし年「未来福岡歌会」の皆さんと

訪れたからだ。招聘していた大島史洋さんの希望もあり古湯温泉まで

行ったのだった。

当日は鳥栖駅からマイクロバスをチャーターした。

       ほとほとにぬるき温泉(いでゆ)を浴(あ)むるまも

       君が情(なさけ)を忘れておもへや      茂吉


古湯温泉の茂吉歌碑の前でみんなで写った写真を見ると、2014・4・6

とある。

あれから、もう4年も過ぎている。

五所美子さん、村山寿朗さんの顔も見える。香椎教室のMさんの顔も、

「陽だまり短歌会」のNさん、Tさんの顔も。

「茂吉通り」の矢印に沿って歩いたこと。

昼食のあと、歌合わせをしたこと。

みんな、みんな、懐かしい。


「風車」執筆の(竹若丸)さんって、たぶん、わたしが知っている人だろうな  ?

ずいぶん昔、短歌のことで尋ねたいことがあると、電話があった人みたいだ。

違うかな   ?

作家さんでもあるし…


こんやはなんだか懐旧の念しきりである。

2018年10月10日 (水)

ー人生の贈りものー  歌人 馬場あき子  朝日新聞

朝日新聞の連載 「語る 人生の贈りもの 」が実にいい。

〈90歳 なんだか毎日忙しい〉 このフレーズが何度も耳にこだまする。

「なんだか毎日忙しいのよ」と軽々と言ってのける馬場あき子の

おおらかさ。そして、その笑顔のなんと輝いていることか。

         昨年、夫の岩田を亡くしました。一人になって暇だと思うのか、

         いろいろ頼まれ、あちこち飛び回っています。なんだか忙しい

         のよ。


聞き手の岡恵里さんもきっと馬場さんの魅力に惹き込まれることだろう。

第1回目は、10月8日で、本日は第2回目。

1歳の誕生日、両親と一緒の写真が掲載されていた。

目のぱっちりした1歳児である。お母さんの理知的な瞳。


         夭死せし母のほほえみ空にみちわれに尾花の髪

         白みそむ


6歳の冬に亡くなった馬場さんの実母。

それからの人生を思いやる。


全14回のシリーズなので、たのしみ。

馬場さんの笑顔はほんとうにいい。

2018年9月19日 (水)

「まいにち文化祭 2018」 久留米毎日文化教室

恒例の1年に1度の文化祭がやって来ます。

この日のために文化教室の受講生はたのしみながら頑張ってきました。

概要は以下のようになっています。

どうぞ、みなさまお出掛けください。

      2018年9月24日(月・祝)  毎日文化会館

                      所在地  久留米市東町31-34

                                               (アクセス 西鉄久留米駅より徒歩7分)
      (入場無料)

      11:00〜16:00

      特設ステージ     3F   多目的室

      作品展示     4F     中教室

      茶道お点前   4F     和室


4Fの作品展示では、短歌教室の受講生の短冊・色紙なども展示

しています。そして、合同歌集「ちっご川」ができあがりましたので、

無料で配布いたします。ただし、数に限りがありますので、欲しい

かたはお早目にどうぞ。

薄い冊子ですが、受講生の作品とエッセイを掲載しています。

わたくしも参加しています。



      

車中より見る沿線には、真っ赤な彼岸花が咲いている。

みんなこの花を忌(いみ)きらうけど、わたしは好き。


    自己愛をつらぬきたまへ曼珠沙華     miyoko





まいとし、蕾をたくさん摘んで帰り、玄関の大きな花瓶に投げ入れを

するのだけど、ことしは余力(笑)がない。身辺が落ち着かないのは

なんなのか。(とりあえず、11月末までガンバル。)

筑後平野の稲穂が色づきはじめ、空の青さ高さに「秋だなぁ」と

感じている。

ことしの、この秋を、堪能したいものだが。

 

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