文化・芸術

2020年7月 3日 (金)

TNC西日本文化サークル 香椎教室(短歌)のこと。

長い間、東区千早の ヤマダ電機4階で開いていました短歌教室は

ヤマダ電機の改築により、教室が使えなくなりました。

 

新型コロナウイルス禍によって、3月から6月までの休講に加え、このたびの

サークル運営終了では受講生の皆さまがたにご不自由な思いやご心配をおかけしまして、

申し訳ございません。

 

つきしては下記のように会場を変更して元・文化サークルの事務局の田上さんが

事務方を務めてくださることになりました。

引き続き受講なさる方々には連絡いたしましたが、新ためて受講なさりたいかたは

どうぞ、当ブログの管理者・恒成までご連絡をくださいますようにお願い申し上げます。

 

      日時  7月17日(金)・7月31日(金)  午後1時~3時

          (通常は第1・第3金曜日です。)

      場所  JR香椎駅ビル 4F 会議室

      出詠  事前に自身の歌2首をお送りください。

          当日、詠草集をプリント配付。

 

 

覗いてみようと思われるかたは、見学も受け付けますので、ご連絡ください。

                               恒成美代子

 

 

 

 

   

 

 

 

2020年4月 3日 (金)

「文学館倶楽部」福岡市文学舘 №.30

         博多に生れ博多を出でずほろびざる古き昔の博多を愛す

                 「波濤」4号  持田 勝穂

 

2020年3月31日発行の№.30 の特集は「持田勝穂」。

明治38年3月9日生れ、平成7年6月25日病没。

昭和28年より「形成」に参加。「形成」の解散後、大西民子とともに

「波濤短歌会」を結成。平成5年「波濤」を創刊し、運営に尽力。

 

    歌集 『雲表』(南風書房 昭和22年)

       『海光』(叡智社 昭和23年)

       『近代の靄』(新典書房 昭和31年)

       『紙魚のごとく』(西日本新聞社 昭和50年)

       『青馬を見む』(短歌新聞社 昭和62年)

       『ほたるぐさ』(短歌新聞社 平成8年)

       『博多川』(短歌新聞社 平成10年)

 

       どこの街にせよ、その街の川には、川独自の顔があるように

       思われる。私の生れたのは博多上鰯町、現在須崎卸問屋街の

       区域であり博多川の流れを揺籃として育った町の子である。

       それだけに精神的にも、肉体的にも、この川には切っても

       切れない生の証しというような深い拘りがある。

            「波濤」巻頭エッセイ「波濤通信」より

             「いまはむかし博多川(その1)」(平成6年4月)

 

     

     

  短歌

   記者らしくふるまはず我は終りたし異端といふには少しく違ふ 『紙魚のごとく』

   新聞を凶器のごとく或る時は恐れて編集せし日もありき       〃

   凡庸わたくし一人(いちにん)のためながらへてほしかりき北原白秋先生  〃

   人ごみを来て若からぬ感傷が編集室に入るまで消えず    『近代の靄』

   七人の子らに弁当を七つ詰め持たせし残り妻と分け食ふ   『海光』

   電車より子が嫁ぎたる家が見え灯をともす時刻灯をともしをらず 

                               『青馬を見む』

   八人の子のなかの一人しあはせにあらぬとぞ聞きこころ沈みゆく    〃

   夫を亡くしたる娘が夕べ素麺を少し食べをりおとも立てずに      〃

   博多川を母なる川ぞと我が称(よ)びて母をこほしむ老いたるいまも 『博多川』

   寝もやらず眺めてゐたり博多川の此の月の夜のさざなみは春      〃

 

「福岡の文学者  持田勝穂 」恒成美代子・執筆2ページ。

 

*他に「企画展報告」や、「関連イベント」、「講座・イベント」の紹介掲載。

*令和2年2月11日に開催された「我らの額に孤高の旗を」の講演・板橋旺爾氏 

 聞き手・深野治 の講演抄が2ページにわたり掲載されている。

*「ふくおか 文学のある風景」では、本屋&カフェ「本のあるところ ajiro」が

  紹介されている。

 

 判型A4・12ページの読み易い「文学館倶楽部」は、福岡市総合図書館及び

 福岡市赤煉瓦文化館にも置いてあると思います。興味のあるかたはお手に

 とられてみてください。

 

               編集  中山千枝子

 

 

 

 

2019年11月30日 (土)

「福岡市文学舘企画展」そのご……

令和元年度の福岡市文学舘企画展が11月8日から開かれているが、

残すところ半月ばかりとなった。最終日は12月15日(日)である。

 

「久保猪之吉・より江の短歌」の恒成美代子の記念講演は11月17日終了。

当日の模様を「南の魚座 福岡短歌日乗」のブログにて、2019年11月20日、

有川知津子さんがとても丁寧に紹介してくださっている。(遅ればせながら

本日気付きました。ありがとうございます。)

 

そのブログで有川さんも触れてくださっているように「郷土の歌人をそこに住む

人が繰り返し取り上げて発信していくことが大事」だと、つくづく思う。

郷土の歌人を、郷土のわたしたちが取り上げるのが先ず第一なのだ。

 

そういった意味でも、昨日松山のWさんから電話があったのは嬉しいことだった。

Wさん(「未来」会員)は現在、図書館勤めである。ふとしたことから、

久保より江のことに関心を持ち、今回の福岡市文学舘の企画展に注目して

くださった。

早速、福岡市文学舘選書の『久保猪之吉・より江』1冊と記念講演のレジュメなど

諸々をレターパックでお送りしたところだった。

どのような形であれ、反響があるのはうれしいことだ。

松山には正岡子規という超・大物俳人がいるし、文学者にはこと欠かないと

思うけど、今後、こういった話題というか、企画は広がっていってほしい

ものだと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月27日 (水)

ご案内 「石橋秀野の俳句についてーー愛と死をめぐつて」 講師 岸本尚毅 氏

山本健吉資料室オープン5周年記念、山本健吉文学講演会のご案内です。

 

  日  令和元年12月22日(日)

  時  13:30〜15:00 (受付開始 13:00)

  会場 八女市 岩戸山歴史文化交流館

         「いわいの郷(さと)」

     〒834-0006

                福岡県八女市吉田1562-1

                 TEL  0943-24-3200

      

  講師 岸本 尚毅(なおき)氏 俳人

               1961年岡山県生まれ。

      1979年赤尾兜子に師事し、赤尾の逝去後は波多野爽波に師事。

     『高浜虚子 俳句の力』(三省堂)

     『高浜虚子の百句 俳句のこころを読み解く。』(ふらんす堂)

     『「型」で学ぶはじめての俳句ドリル』夏井いつき氏との共著(祥伝社)

      2009年の第1回石田波郷俳句大会より選考委員。

      角川俳句賞選考委員。岩手日報選者。山陽新聞選者。

      日本文芸家協会会員。  

 

  

  主催  八女市・八女市教育委員会

  申込先 八女市岩戸山歴史文化交流館「いわいの郷」

      TEL  0943-2403200

                 FAX  0943-24-3210 

 

 

*   *   *

上記、「山本健吉文学講演会」宜しくお願いします。

私は関係していないのですが、告知するのを頼まれていました。

自分事に振り回されていてご案内が遅くなってしまいました。

どうぞ、ご興味ご関心のあるかたはお出掛けくださいませ。

定員100名です。入場無料ですが、申し込みが必要です。

 

 

 

 

 

 

2019年11月18日 (月)

<祝> 「読売歌壇」新選者に黒瀬珂瀾さん。

ほぼ半世紀にわたり「読売歌壇」の選者をなさっていた岡野弘彦さんが

12月で選者を退任なさるそうだ。

それで、新選者は「未来短歌会」の選者を務めている黒瀬珂瀾さんに決定の由。

黒瀬さんの「歌を紡ぐとは」の新選者のことばが掲載されていた。

 

   日常生活に流れるささやかな感情、季節の移ろい、そして、大きな声に

   かき消されそうになる、小さな声。それらを掬い取り、隣の人に手渡す。

   それが歌を紡ぐということだろう。多種多様な思いが、声が、そして

   歴史ある日本語の美しさが響き合う場を作るお手伝いが出来れば、選者と

   してこれ以上嬉(うれ)しいことはありません。よろしくお願いします。

 

なんだか、すてきな挨拶のことばにうるっとなる。

第1歌集の『黒耀宮』から、第3歌集の『蓮喰ひ人の日記』と黒瀬さんの歌を読んで

きた一人として、感無量の思いがしている。

 

 

*   *   *

昨日、福岡市文学舘企画展の「草紅葉ーー久保猪之吉とより江」の講演会は

無事、終わりました。ご出席くださいました皆様方、ありがとうございました。

 

東京から駆けつけてくださったSさんがいらしたことを講演が終わって知りました。

驚かそうと思って……などと、相変わらず自由気儘(笑)なSさんでしたが。

終わって別室で「埴生の宿」のハーモニカを聴かせていただきました。

ことばも出ないくらい感激しました。このところ涙腺が脆くなっているので

すぐに泣いてしまいます。

泣くのを知られたくなく、皆さんを振り切って帰って来ました。

 

新聞の切り抜きを持って来てくださったOさん、ありがとうございました。

11月も半ば、いのちをいとおしみながら生きてゆきます。

 

 

       句も歌も思はぬ今朝やさわやかに  久保より江

 

 

(miyoko注)「さわやか」は、歴史的仮名遣でも使用されているみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月30日 (水)

ご案内 「草紅葉ー久保猪之吉とより江」 令和元年度福岡市文学館企画展

   令和元年11月8日(金)→12月15日(日)

    福岡市総合図書館 1階 ギャラリー

   久保猪之吉・より江の生涯を追いながら短歌・俳句・小品を

   ご紹介します。

    観覧料:無料

 

なお、期間中に下記の講演会があります。

お時間のあるかたはどうぞお出掛けください。

お待ちしています。

 

   企画展記念講演会

   日時/ 11月17日(日)14時~15時30分

   場所/ 福岡市総合図書館 3階 第1会議室

   演題/ 「久保猪之吉・より江の短歌」

   講師/ 恒成 美代子(現代歌人協会会員)

 

なお、お申し込みは福岡市総合図書館文学・文書課(TEL 092-852-0606)まで。

   11月6日(水)までと、なっています。

 

       期間中には、読書講座も三回開かれています。

       11月16日(土)14時〜16時 大久保 京氏(書肆吾輩堂店主)

   12月1日(日)14時〜16時 柴田 浩一氏(柴田クリニック理事長)

   12月7日(土)14時〜16時 岩田 文昭氏(大阪教育大学教授)

 

 

 

P・S  11月17日(日)の講演では、福岡にゆかりの久保猪之吉・より江の

    短歌の紹介、長塚節との関わりなどをお話いたします。

 

    より江は幼少の頃から夏目漱石や正岡子規と交流がありました。

    長塚節が久保博士の診察を受けるため来福していましたが、その折に

    秋海棠の絵(袱紗に描いた絵を画幅に仕立て)を、久保夫人に土産として

    います。

    猪之吉・より江夫妻の短歌の紹介に加えて「文学の仲間」としての

    夫婦の在り様、更に現代歌人の夫婦の短歌にまで話を広げたいです。

    とりあげる現代歌人夫婦の短歌は、岩田正・馬場あき子夫妻、

    永田和宏・河野裕子夫妻などを予定しています。

    

    

 

 

 

   

2019年10月16日 (水)

「まいにち文化祭」のご案内

       2019  まいにち文化祭

               (まちなかカルチャー 久留米毎日文化教室)

 

       2019年11月4日(月・祝)

       11:00〜〜16:00

       入場 無料

       会場 毎日文化会館

                    久留米市東町31-34

       アクセス 西鉄久留米駅より徒歩7分

            東町公園の東側に面した白い建物 

        

       3F   特設ステージ

       4F   作品展示 茶道お点前

 

 (当日は、短歌教室の方々の小冊子「ちっご川」を配布。

  但し、数に限りがありますので、欲しいかたはお早目に

  お越しください。)

 

 

 

 

2019年9月28日 (土)

「石牟礼道子と短歌」 ふるさとの歴史と文化

遊学講座の第4回「石牟礼道子と短歌」の講演が福岡アジア美術館

あじびホールであり27日、出掛けた。(行くのを躊躇っていたのだが、

チケットを取るのを勧めてくれたのは、ほかならぬ連れ合い(苦笑)。)

その前に櫛田神社にお参り。境内で真っ赤な彼岸花の咲いているのを

見かける。傍らには桔梗の花が咲いていた。


石牟礼道子の短歌については、わたしが属していた同人誌「飈(ひょう)」の

1989年11月№32で本誌3ページに亘る一文を寄せている。

その文章を思い出しながら前山光則氏(作家・八代在住)の講演に耳を傾ける。

 

石牟礼道子の文学的出発を「短歌」だと説き、レジュメには100首ばかりを引用。

短歌集『海と空のあいだに』の「あとがき」全文を引用している念の入れよう

だった。俳句・略年譜などを含めてA4用紙10ページ分のレジュメに感嘆。

 

   ひとりごと数なき紙にいひあまりまたとぢるらむ白き手帖を

   さらさらと背中で髪が音をたてますああこんな時女の言葉を

   聴いて下さい

   雪の辻ふけてぼうぼうともりくる老婆とわれといれかはるなり

   まぼろしの花邑(はなむら)みえてあゆむなり草しづまれる来民(くたみ)

   廃駅

   花びらの吐息のごとくてのひらになでられつゆく冥土への旅

 

 

前山氏の選んだ石牟礼道子の代表作7首中の5首を上記に紹介。

「青春を謳歌しなかった歌人」と話されたのが印象深い。「しなかった…」

と、言うより、この世に生きることの生きづらさを負っていたのだろう。

 

    *

   短歌は私の初恋。

   常に滅び、常に蘇るもの。

   短歌はあと一枚残った私の着物。このひとえの重さを脱いで

   了えば私は気体になってしまうでしょう。今暫くこの薄絹につゝまれて

   私を育みたい。私の抱いているもの、その匂いをたどる触感だけは、

   持っています。      短歌への慕情   石牟礼道子    

              「南風」1953(昭和28)年4月号所載

 

句集『天』(昭和61年 天籟俳句会・刊)と『石牟礼道子全句集 泣きなが原』

(平成27年 藤原書店・刊)の中から、各33句の合計66句の紹介も嬉しい。

 

   死におくれ死におくれして彼岸花     『天』

   満月のひかり地上は秋の虫         〃

   にんげんはもういやふくろうと居る     〃

   来世にて会はむ君かも花御飯(まんま) 『泣きなが原』

   おもかげや泣きなが原の夕茜        〃

   向きあえば仏もわれもひとりかな      〃

 

 

豊穣な1時間半を感謝。

連れ合いに、そして、講演者の前山光則氏に。

   

   

 

 

 

2019年7月 1日 (月)

舞台「三婆(さんばば)」 博多座

思いがけなくも福岡公演の初日に行くことができた。

いゃぁ、面白かった。愉しかった。

声を出して笑うほどの喜劇。

 

      本妻・松子  大竹しのぶ。

      小姑・タキ  渡辺えり

      お妾・駒代  キムラ緑子

                   他・略

  

 

夫が急死した松子の家に義妹のタキとお妾さんだった駒代が転がり込んで来る。

タキは、結婚したことも働いたこともない女。(フリルたくさんのお洋服がカワイイ。)

シリアスな内容なのに演ずるお三方の熾烈なバトルが面白、可笑しかった。

 

ニ幕では、歌って踊って、観客まで声を揃えて歌っていた。

大竹しのぶさんは、本気で楽しんでいるみたいで、一層彼女が好きになった。

 

三幕ではホントに「三婆」になってしまっていた。

あんなに喧嘩ばかりしていた3人が寄り添って暮らしている。

からだまで小さく小さく見えて……(笑いながら泣けてきたのは、なんだろう。)

 

いつか行く道、他人事ではなく、誰にでも訪れる老い。

 

 

☆    ☆    ☆

今朝は、今夏2本目のゴーヤ―を収穫、まだ食べ頃のが3本なっている。

ミニトマト16個収穫、毎朝14~15個収穫。

今朝は朝顔の花が5つ咲いていた。

 

ああ、そういえば本日より博多の街は「博多祇園山笠」。

本日より飾り山笠公開で、上川端通の飾り山笠を見た。

表は「神武東征誉(じんむとうせいのほまれ)」で見送りは「三人形」だった。

人形師・田中勇さん。

15日の追い山(午前4時59分)に向けて、街は祭り一色になる。

今日も法被姿の男しが街のあちこちに見られた。

 

 

 

 

 

 

 

   

2019年5月26日 (日)

第五五回 久留米短歌大会 終了・御礼

第五五回 久留米短歌大会(久留米連合文化会主催)は本日32℃の酷暑にも関わらず、

盛会に終了しました。ご出席してくださった皆様、ご投稿してくださった皆様、

ありがとうございました。特選賞のかたは以下のようになっています。

 

 久留米市長賞 

   病室に南先生ふわり来ぬ水玉模様が白衣に透けて      福岡市  重松美智加

 

 久留米市教育委員会賞

   能面の「翁」のやさしき面を彫る夫の顔にも深き横皺    柳川市 高橋 将代

 

 久留米連合文化会賞

   新薬の開発により百までも生きて苦しむ平成の世を     久留米市 向井 真津

 

 西日本新聞社賞

   義弟(おとうと)の柩(ひつぎ)の中に吾が折りし折鶴そっと入れてやりたり

                               朝倉市 高倉 久年

   朝刊を開けばぱっと菜の花のカラー写真が春を告げおり   久留米市 蒲原ツヤ子 

 

 

他に入選と佳作の賞がありました。

スタッフの方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

 

石橋文化センターの薔薇が見頃でした。「香りのバラ園」を行きつ戻りつしました。

そして、ガーデンテラスから眺めた花菖蒲の色の艶やかさを、思い出しています。

 

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