日記・コラム・つぶやき

2017年3月25日 (土)

桜始開(さくらはじめてひらく)

福岡市でサクラの開花を観測したと本日(25日)午後発表。

昨年より6日遅く、平年に比べて2日遅かったらしい。




1週間から10日程度で満開になる見込みなので、4月1日は歌会のあと、

花見決定。

地禄神社の桜太樹がみんなを待ってるよ。




そういえば、昨年は、4月2日にみんなで花見歌会をして、

翌日は宗像の観光をしたな。





        ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな    村上鬼城     

        年寄の一つ年とる花見して     平畑静塔




2017年3月22日 (水)

「朝日新聞」 第二万四百六十九号

        「一億の總力結集」首相談 (東條首相)

        「政務の企畫運營に萬全」

        大東亜戦争完遂のためには●めて申すまでもなく戰力の増強が

        不可●の要件である。





●は、字が潰れて読めないのだが、これはわたしの誕生日の朝日新聞の

コピーである。





福岡タワーの展望台には400円のコインを入れると誕生日の新聞がコピー

できる。2009年9月、来福したOさんらと福岡タワーに昇った。その時、

Oさんが自分の誕生日の新聞をコピーしたのだ。Oさんは、覚えている

だろうか?

それから福岡三越に「柳原白蓮展」を観に行った。


今日は所用のため、福岡市総合図書館へ。

早めに出て、福岡タワーへ寄った。エレベーターで展望室へ。

360度ぐるっと福岡の街がたのしめる。今日は天気晴朗で、志賀島も

能古島も見えた。

そして、前記の誕生日の新聞をコピーしたのだ。


       内閣に戰力增強の三機關

       顧問に民間七氏

       經濟協議會と行政査察






等々、物騒な言葉が並ぶ誕生日の新聞であった。
(横書きの文字は、右から左へ並び、時代が窺える。)


そして、気付いたのだが、一面に北原白秋の歌集『牡丹(ぼたん)の

木(ぼく)』の広告が掲載されている。河出書房発行。



今日の帰りはWさんが車で送ってくださった。

車窓よりこぶしの花を眺めながらのご帰還であった。

2017年3月20日 (月)

シルバニアガーデン(かしいかえん)

パンジー、ビオラ、ノースボール、アリッサム、ストックとパステルカラーの

お庭になごみながら散策。

それにしても人出の多いこと。

子どもたちの歓声があちこちでする。

そうか、ここは子どもたちの喜ぶ遊園地だったのかと思う。





この「かしいかえん」に来るのも実に45年ぶりくらいかしら。

幼い息子を連れて、母と一緒に春の1日を遊んだことを思い出した。

遠い遠い日のことである。

そういえば、チューリップがたくさん咲いていたな。





石原和幸氏のプロデュースしたというガーデンを観るのが今回の目的。

フラワータワー、フラワーキャッスルなどを巡る。

リニューアル開園に向けて突貫工事(植え付け)をしたのか、まだいずれの

花や植物も根付くというところまで至っていない。

しかし、さすがに春の花々は可憐で美しい。

(400種類、10万ポットの花々を植え込んだのだって。)



折角来たので一つくらい遊具で遊んでいくべく選んだのが観覧車。

てっぺんまで昇ると海が見えた。





    観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)

                            『水惑星』 栗木 京子

 



帰りに気付いたのだが、大きなミモザの木があった。

真っ黄色な花を掲げていた。


2017年3月13日 (月)

偶然、そして連想

2月22日に穂村弘の『野良猫を尊敬した日』をこのブログで

紹介した。その同じ日のブログに偶々、鷲田清一の「折々のことば」

(朝日新聞)を引用した。





本日の「折々のことば」には穂村弘の『野良猫を尊敬した日』のエッセーの

ことばを鷲田清一が取り上げている。




       めんどくさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ。

       これはもう一種の犯罪……他人ではなく自分自身に対する

       犯罪だ。                 穂村 弘

上の2つのことは、偶然だろう。

その偶然がたのしい。

偶然はたのしいが、連想ということでいえば、昨日読了した『狂うひと「死の

棘」の妻・島尾ミホ』から、連想して島尾敏雄の『死の棘』(新潮社)をふたたび

みたび繙いている。




夫婦の凄絶な闘いに胸がかきむしられるが、以前よりいっそう胸が

痛むのは伸一とマヤの言葉。





       伸一は、

       「もうぼうや、いろんなことを見てしまったから仕方がない。

       生きていたってしょうがないから、おかあさんの言う通りになる。

       ぼうや、おかあさんといっしょに行って、おかあさんが死のうと

       言えば、いっしょに死ぬよ」


       「マヤハ、シミ(、、)タクナイ」(注・マヤは、死にたくない)

       と言って泣ぎじゃくっていたが、でもそのあと、こどもらは疲れて

       眠ってしまった。







読みはじめて三分の一。

まだまだこの闘いは続くし、いとけない子どもたちが案じられる。




2017年2月27日 (月)

木の芽ただ萌ゆべきものか萌えにけり  加藤楸邨

遠くの文具舘まで買い物へ。途中、金縷梅(まんさく)の花が咲いていた。

そして、沈丁花の花も咲きはじめていた。



季節はやはり推移している。

寒い、寒いと思っていたけど、木の芽も季を待っていたかのように

つのぐみはじめている。

こぶしも、ハクモクレンも。





これから花の季節。

今日、朗報が入る。

ミモザの花が綺麗って。(春日の某幼稚園に咲いている。)

そういえば、去年もミモザの花のことをブログに書いた気がしている。

     ぽあぽあと膨らむ黄(きい)のかたまりはミモザの花か 確かめに行く

                 『暦日』(角川書店 平成24年刊)   miyoko









3月8日は、国際女性デーで、イタリアでは「ミモザの日」とか。

男性が女性にミモザの花を贈る。

花言葉は「友情」・「真実の愛」。

今日、お花屋さんに寄ったけど、ミモザの花は売っていなかった。




明日は早めに出て、某幼稚園のミモザの花を鑑賞することに。





ことしは出せないかと思ったけど、ようやくお雛様を出し、飾ることができた。

雛あられも買ってきたよ。





2017年2月19日 (日)

第六回琅玕忌(石田比呂志忌) ギャラリーキムラ 於 

第六回琅玕忌が2月18日(土)に熊本の水道町のギャラリーキムラで

営まれた。仏教でいえば七回忌にあたる。





今回の講演は歌誌「塔」の編集長の松村正直(まつむら・まさなお)氏。

氏の評論集『短歌は記憶する』(六花書林 2010年11月刊)には「二つの

顔を持つ男ーー石田比呂志論」が収められている。





講演の資料はA4用紙3枚あり、「石田比呂志のイメージ」、「近藤芳美と

佐藤佐太郎」、「石田比呂志の歌の骨法」と、詳細かつ説得力に富む講演で

あった。

「石田の場合、人間と作品が密接不可分なつながりを持っているため、--」

そのような鑑賞をされがちなのだが、「そうした部分を離れて作品そのものを

鑑賞することも忘れてはならない。」と語られた。






そして、松村氏が選んだ15首は、純粋に作品のみを鑑賞するというもので、

以下の作品であった。(その中の5首のみあげる。)







   トラックに長き鉄材積まれゆけり曲り際重たく土を叩きて  「初期歌篇」

   巣を出でて飛ぶ蜜蜂はゆうぐれの網戸の上におりおり憩う  『琅玕』

   酔い醒めの水飲む暁(あけ)の台所長く使わぬ砥石が乾く 『萍泛歌篇』

   自販機の前にしゃがめる幼子を土から土から親が剥がして行けり

                                        『流塵集』

   白塗りを落ししチャーリー・チャップリン奥にもう一つ素の素顔あり

                                        『邯鄲線』







講演が終わって、「うたのひととき」のコーナーでは、西坂治美さんのピアノ

演奏で、ソプラノ歌手の田崎千帆子さんが「赤い鳥小鳥」や「ゆりかごのうた」

をうたわれた。出席者が声を揃えて「船頭小唄」をうたったのも愉しかった。

そう、そう、だいじなこと。

石田比呂志さんの最終歌集『冬湖』(砂子屋書房刊)が、今回の忌に間に

合った。絶詠「冬湖」30首を収めている。(この歌集は、いずれ後日に紹介

したい。)


2011年2月24日に亡くなられて、はや6年。

第一回に講演をされた田井安曇氏はすでにこの世にいない。

直会(なおらい)の席でも話題になったのだが、石田さんは、3・11地震も、

原発事故も、

まして、昨年の熊本地震も、知ることなくあの世へ旅立たれた。


せめてもの慰めといえば、石田さんはな~んにも知らずに、

お先に~って、いっちゃったよねぇ~だった。



cat            cat

「短歌道場in古今伝授の里」

九州博多から応援していたけど、ほんとうに惜しかったです。

「めんたいたまごやき友の会」チーム、健闘していましたよ。

3人でがんばって、そして、愉しんだことでしょう。

お疲れさまでした。

2017年2月のすばらしい思い出になりましたね。   

                                miyoko   17時25分記

2017年2月13日 (月)

魚上氷(うおこおりにのぼる)

『日本の七十二候』によると、2月13日から17日ごろまでを、

第三候の立春にあたり、末候というらしい。



「魚上氷(うおこおりにのぼる)」。即ち、川や湖の水が温み、割れた

氷の間から魚が飛び跳ねる時季。冬の間は水底でじっとしていた魚たちも、

次第に浅いところに移動する。これを「巣離れ」と呼ぶ、とか。






近くの駐車場の野良猫三匹。

この寒さの夜をどう過ごしているのか気になってしかたがない。

小さな犬小屋みたいのがあるのだけど、そこで寝ているのかしらん。




古いネックウォーマーが二つあったので、二つを一つに繋いで縫い、

きのうは、野良猫のために持って行った。(寝床用に。)

今日、買い物の帰りに覗いてみたけど、1匹もいない。

どこに行ったのかしらん。



cat      cat
必要あって総合誌の1月号を並べて読んだ。

全部は購読していないので、4誌なのだが、春日真木子さんが

3誌に登場している。


      

         「春を待つ」『歌壇』1月号 8首

         「新春五題」『現代短歌』1月号 25首

         「鳩寿の胸」『短歌』1月号 10首





これだけでも、43首。

「水甕」にも発表していると思うので、ひとつきに何首作ったのだろう。

もうすぐ91歳になると思うけど、このバイタリティ。

スゴイ、凄すぎる。

2017年1月26日 (木)

JR 鹿児島本線

JR鹿児島本線は、8時22分の福工大前駅の人身事故で運転を

見合わせている、のだって。



きゃ~困ったわ。

今日は北九州で会食付きの新年歌会。12時集合なんよ。

早めに出て、ちょっと1件用をと思ったのだけど、無理かしら。




今週はすでに2回乗車した鹿児島本線。

今日乗ると3日続けての乗車だけど、よく遅れる。(苦笑)

今日の会場の降車駅は新幹線停まらないし、どうしたらいい? (9時59分記)

2017年1月24日 (火)

あなたが雪であったばかりに   笹井宏之さんの祥月命日

2009年1月24日、26歳の若さで夭折した笹井宏之さん。

雪の季節になると、笹井さんのこと、笹井さんの歌を、思い出す。

     さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに

     たましいのやどらなかったことばにもきちんとおとむらいをだしてやる

「未来」2009年4月号に掲載されている歌。

この歌を送稿してから、2週間ほどして笹井さんはこの世を去った。

歌集『てんとろり』は、2011年1月24日、福岡の書肆侃侃房より発行された。



巻末の加藤治郎氏の「あとがきーーー笹井宏之君とともに」と、

中島裕介氏の「制作ノート」を改めて読みなおし、笹井さんを偲んでいる。



     かなしみが冬のひなたにおいてある世界にひとり目覚めてしまう

     つばさではないと言われたことがある 羽ばたくようにしてみせたのに

     生も死もゆるされている冬の日に手袋をはずしてはいけない

     かなしみにふれているのにあたたかい わたしもう壊れているのかも

     したいのに したいのに したいのに したいのに 散歩がどういうも  

     のかわからない

     眠ったままゆきますね 冬、いくばくかの小麦を麻のふくろにつめて 





2017年1月23日 (月)

雪の福岡

朝、目が覚めてカーテンを開けたら、あらら、真っ白。

屋根も、車の上も、真っ白に雪が積もっている。

ベランダの手すりにも雪が1センチくらい積もっている。




雪だるまを作らなくちゃ~と、雪をかき集める。

でも、雪の量が少なくて小さなちいさな雪だるまなり。

お正月に活けた南天の赤い実を2つ付けたら、雪うさぎみたいになった。



             朱の盆に載せて丹波の雪うさぎ   草間時彦


午後になって陽が差しはじめ、あっけなく溶けてしまった。

屋根の上も、車の上も、すでに雪はない。

那珂川まで散歩したが、もうどこにも雪は残っていない。

 

      松葉には松葉のかたちに雪積もり静かに暮れてまたも雪降る

      苦しみを苦しみとなせという言葉雪のやみたる窓に思(も)いいつ

             『早春譜』 ( 葦書房 1976(昭和51)年刊 ) miyoko



昔、むかしは雪もたくさん降ったものだが……と、思いに耽る。



でも、今夜からまた雪になりそうなので、明日の教室は大丈夫か?

電車は動くか?


より以前の記事一覧

その他のカテゴリー