日記・コラム・つぶやき

2018年11月13日 (火)

季節の便り ⑰ 黄花野路菊

たわむれに庭に植えた黄花野路菊の花が殖えて殖えて、‥

と、U さんが花束にして持って来てくださった。

庭のないわたしには羨ましい話である。


帰りの車の中で N  さんが玄関に黄色の花を飾るといいらしいですよ、

と告げる。風水 ? のことはよく知らないけど、黄色の花は元気が出てくる

ような気がする。



帰宅して早速あちこちに飾る。

父母の遺影のそば、玄関、キッチン、それでも余るくらいの量だった。

U さんの気配りというか、やさしさは、その花束の外側にハランを10枚くらい

入れていたことだ。そして、真っ赤な葉っぱが2枚、今夜はそれをコースター

がわりにした。柿の葉っぱかしら。



ハランの2枚は、明日のお弁当をおにぎりにして、これで包もう。

いえ、わたしのお弁当でなく連れ合いのだ。

彼は食堂に食べに行くのを嫌がる。コンビニでもお弁当屋さんでも

売っているのに、それをしない。

従ってわたしが作るしかない。

作るためには6時には起きないといけない。

なんだかなぁ、とぼやきつつ、20年以上お弁当を作り続けている。


さて、さて本日のテキスト歌集は米川千嘉子さんの『牡丹の伯母』。

牡丹を「ぼうたん」って読むのですよ、と言うと何々という顔をする人が

いる。ホラ、音数合わせのために「ホタル」を「ほうたる」って言ったり

するの。そう言うと、じゃあ3音の名詞はなんでも伸ばしていいのですか ?

などと、とんでもないことを言い出す人もいる。


歌会はたのしい。

知らないことを毎回一つ二つは覚えて帰る。

本日の好評だった歌は下記。


     見つからぬ子を捜すため潜水士となりたるひとの閖上の海

     母性は国家のものとして保護すべしとぞらいてう言へりスマホ

     なき頃            

          『牡丹の伯母』 米川千嘉子歌集   (砂子屋書房)

2018年11月 7日 (水)

日本郵便さんへ

10月31日に福岡市博多区より発送した85枚の「郵便はがき」

同市内東区に届いたのが11月7日の本日。



11月1日に福岡県古賀市から送ったスマートレター(180円)は、

博多区のわがやに届いたのが11月5日。

このスマートレターは急ぎの〈校正資料〉だったために、

印刷屋さんに再送してもらうべく手配した。

再送は、古賀市を11月5日に発送して博多区のわがやに届いたのが

7日。:結局、このスマートレターは不要になった。


このところ日本郵便さんは遅配が続いている。

以前は同市内なら、次の日には着いていたし、九州内でも場合によっては

翌日には着いていたのに。


10月31日に発送した85枚の郵便はがきは、「文化の日」までには、

全九州に届くだろうと、よろこびを込めたつもりだったのに…

沖縄の方が早く着いたり、九州内でもバラバラ。

田川のかたは6日に着いたそうな。


「郵便局間 ドローン配送」って、本日の夕刊に掲載されていたけど、

お願いだから、日々の郵便物をもっと確実に、滞りなく配ってくださいな。

お願いですから…

2018年11月 5日 (月)

季節の便り ⑯  イタヤカエデの紅葉

近くの学園のイタヤカエデの紅葉が美しい。

文具舘まで行き、帰りにしみじみと仰ぐ。

昨年は英彦山に紅葉狩りに行ったのだが、今年はそんなゆとりもない。

曽根の櫨並木も紅葉していることだろう。


一日がまたたくまに過ぎていき、今日は何本の電話を受けたことか。

そのあいまに投稿歌の冊子の校正をする。



脇芽を挿し木したミニトマトが枯れずに今もみどりが青々として、

まだなっている。(抜いてしまうこともできない。)

ワサビ菜がたくさん芽生えている。

こぼれ種が芽生えたのだろう。



本日の労働(笑)、 大きなタオルケットを2枚洗ったこと。

秋陽に乾いていく洗濯物を眺めながら、生きていることを実感している。

わたし、生きている。

2018年10月18日 (木)

月と火星

久しぶりにあおぐ夜空。

月に寄り添うように火星が並んでいる。

月の左側(東)に、ぽっと点るような火星の煌き。


映画に行きたい。

映画を観に行きたい。


岩合光昭さんの「世界ネコ歩き 2」 の写真展も行きたい。

29日までに行けるのかしらん。


日めくりカレンダーも捲らないような日々。

ああ、わたしは何をしているのだ……ろう。


息子からのメールをしみじみと読み返す。

ちっともやさしい言葉はかけてくれないけど、以心伝心 ?

心にはかけてくれているのだろう。

2018年10月13日 (土)

「未来」800号記念特集号    2018. 10

                 「あした日田にアランドロンが来るんだってよ」

                 「何、それ〜」

                 「知らなかったの ? 」


なんて会話が飛び交う「未来福岡歌会」

本日は、6日に台風のために延期になった代替日であった。

昨日、ゆうがおの写真を添付してお誘いした M さんは、半年ぶりに出席。

(わがやの今年さいごの夕顔の花が出席率に貢献したわけだ。)

竹中優子さんも3ヶ月ぶりの出席で嬉しかったけど、少し風邪気味の

ようであった。


さてさて、冒頭のアランドロンなのだけど、「未来」の800号記念特集号を

しっかり読んでいる人がいる。

       若き日の大島史洋を河野愛子は「未来」のアランドロンと

       言いき                若林 直子




この歌のことで持切りだった。

アランドロンなんて言っても若者たちには知らない人の方が多いかも

しれない。むか〜しは、アランドロンは今風にいえばイケメンだったのだ。

わたしなど映画「太陽がいっぱい」を何度観たことだろう。

何度観ても陶酔感100%(笑)


       

       「大島さんのどこがアランドロンなの? 」

       「でも若い時はアランドロンに似てたんじゃない ? 」



とか、なんとか。

にぎやかなこと。

かくして、いつもの居酒屋さんでの飲み会になだれ込み、

生ビールと梅酒のソーダ―割りを頂いてしまった。


大島史洋さんは、明日、日田市で国民文化祭の短歌の講演が

ある模様です。

大島さ〜ん、講演、ガンバってくださ〜い。

2018年10月11日 (木)

秋夕映えの真顔ばかりが揺られをり    森  澄雄

夕方6時、駅前のミュージック時計の「夕焼小焼」の曲が流れてくる。

西の空を眺めると、真っ赤な夕焼け。

泣きたくなるような夕映えである。

久しぶりに夕焼けを眺めることができた。


ことし最後の夕顔の花か。

2つほんのりと咲いている。

そう手入れもしないのに、律儀によく咲いてくれたことよ。

たぶん、30個 ? くらいは眺めたような。




今日は、自転車に乗って美野島のN カップまで行って来た。

44個の注文をして、その足(自転車)で大橋のB電器へ。

プリンターのインキの無くなる速さ。ついこの前増量のブラックを

買ったのに、もうプリンターのスイッチが点滅している。


そういえば、この自転車は昨年の10月30日にわがやに届いたのだが、

数えるほどしか乗っていない。

あと何回くらい乗れるのかしらん。


          ーー略

          飛べ、という

          もうこの年齢になるとね、飛んだらあの世だよ

          五百塵点劫なんて称えて

          ほんのすこしでも天に近づこうなどと思ったら

          空気はうすくて危ない危ない

          身の丈を考えてね

          筋ちがえるよ

          無理しちゃあだめだってば

                          「飛べ」

                 『デジャビュ』以後    田村雅之詩集


この詩集は442ページもあり、なかなか読みこなせない。

常に机の横の手の届く所に置いているのだが、なかなか清澄な気分の

時がなくて繙けないでいる。


巻末の「田村雅之年譜」が愉快だ ?

極めてプライベートなことも綴っているのだが、関心のある人は

熟読することだろう。






そうそう同時に刊行された『オウムアムア』は、凄い。

何が凄いって。

蘇芳、媚茶色、檜皮(ひわだ)色、鶸萌黄、青藍、二藍、紅藍、滅紫

等々、色名に関してはかなりマニアックなのだ。


そして、わたしなんぞが知らない言葉ばかり。

詩集のタイトルの『オウムアムア』って、ハワイの言葉で「斥候」らしい。

その「斥候」だって、知らなくて、調べたよ。


と、いうことで、今夜はもう寝ることにする。

幸せな夢を見ることができますように。

2018年10月 9日 (火)

季節の便り⑮ 金木犀の花

Nストアーの緑地帯の金木犀。

今年はじめて気づく香りだ。

買物をして角を曲がると塀の向こうの〇〇邸の金木犀の

芳香が追いかけてくる。

そういえば、もう晩秋 ?  に、なるのか。

ついこの前まで彼岸花、彼岸花と騒いでいたわたしなのに。

「あヽ おまへは何をして来たのだと…」

金木犀といえば、ただちに思い出す短歌がある。

故・竹山広氏の名前を詠み込んだ歌ながら、なんとも愉快な一首。


       「いつちよん好かん」竹山広云ひたりし金木犀は

       今年も零れ      田川喜美子歌集『何処へ』


       敬愛する竹山広をこのように歌う柔軟性。竹山広と身近に接した

       者のみが歌うことのできる「いつちよん好かん」の方言かもしれ

       ない。金木犀の濃密な香りは疎ましかったのだ、きっと。

                    「短歌往来」2018年8月号より




『何処へ』の書評より抜粋した。(恒成執筆)


出掛けると季節の推移を全身で感じる。

春日公園横の通りの銀杏並木が色づきはじめていた。

この真っすぐな道路は好きな通りだ。両側の銀杏並木の色づくころは、

コミュニティバスの「やよい」を下車して、歩きたい通りの一つである。

 

                金木犀ふりむく季節来てをりぬ     森川光郎

2018年10月 6日 (土)

未来福岡歌会、本日は中止いたします。

          台風25号のために、

          交通機関に乱れがありますので、

          本日は中止します。

          代替日は、13日(土)です。

          宜しくお願いします。

          みなさま、おだいじになさってください。

2018年9月18日 (火)

季節の便り ⑭  新生姜の甘酢漬け

長〜い葉っぱのついた新生姜を放生会(ほうじょうや)で買って来た。

持って帰るのが恥ずかしいくらい長い葉っぱがついている。

縁起物 ?  だから、切って持って帰ることもできず…

露店の人は今年はみんなこんなんですよ、と言う。

天気のせいでこんなに長く伸びてしまったんだ。

新生姜は放生会の名物だもんね。


さっそく生姜を甘酢漬けにする。

先ず、広口瓶を熱湯消毒して冷ましておく。

①鍋に水と昆布を入れて、沸騰したら酢と砂糖と塩を加えて、

 ひと煮立ちさせ、冷ましておく。(この調味料の分量はお好みで。)

②一方、生姜は薄くスライスして熱湯で1分ほど茹でる。

 茹でたのを笊に広げ、塩を少し振る。出てきた水分をしっかり絞る。

③広口瓶に①の液と②の茹でて絞った生姜を入れて、冷蔵庫の中へ。

    3日もしたら美味しい「生姜の甘酢漬け」が出来上がる。



そして、大事に持って帰った葉っぱは、

綺麗に洗って、30センチほどの長さに揃えて切り、輪ゴムで縛り、お風呂の

湯舟の中へ。5月の菖蒲湯みたいにする。

耳学問(笑)だけど、からだにいいらしい。

あの生姜の葉っぱが、お風呂の中でしゃんと生き返ったみたいに

みずみずしくなっとんしゃった。

わたしはと言えば……

2018年9月10日 (月)

歌集『塩の行進』 春日いづみ  現代短歌社

2014年刊行の『八月の耳』につづく第4歌集。

著者は「水甕」副代表。

    「ネット銀行レモン支店」にタッチする葉つぱのお金を送る心地に

    妻にして母祖母娘嫁姑 年の始めのわが変化身

    踊り場にきんぴら受け取りポトフ置くいつからともなき沈黙交易

    くれなゐの非常ボタンが母の辺の三面鏡に三つ映れり

    年始客の四十人を賄ひしわれにやうやく女正月

    立ち止まり暮し見直す時間欲し積み上ぐる本崩れ落ちたり

    電話切り夕べに濯ぐ右の耳聴聞僧となりて半時

    伏し目なる阿弥陀如来と向き合へる卒寿の母の目力つよし

    四半世紀子らより長く暮らしたりけふさむざむし空つぽの膝

    三月の春のあけぼの杖を手にガンジーの発ちし「塩の行進」


読後、爽やかな風が吹き渡る心地がした。

その爽やかさとは、「しっかり生きている」ひとへの畏敬のまなざしでもある。


3首目、受け取るのが「きんぴら」で、置くのが「ポトフ」だから、おのずと

生活様式、食の好み、世代差などが伝わってくる。二世帯住宅などでは、

相手の生活にあまり立ち入らないことを基本にしているのだろう。

この相手への思い遣りがおのずと料理を運ぶ行動にうかがえる。


5首目を読むと、わたしには真似できない思う。二人だけのお節料理

だって、簡略したいくらいなのだから。


6首目は共感。立ち止まって暮らしを見つめ直し、自分を見つめ直す時間が

必要なのだ。積み上げ、積み上げてゆく本の嵩。本の方も悲鳴をあげてい

る。


7首目には笑ってしまった。きっと30分間をただただ電話相手の聞き役を

していたのだ。「夕べに濯ぐ右の耳」に、作者の遣る方無い思いがくみ

取れる。


9首目は、愛猫との暮らしを偲んでいる。もう、この膝に来る猫はいない。


家族を愛し、生活を大事にしている人の歌。

それはとりもなおさず、自分を大事にしていることにも繋がるような

気がしてならない。

                             2700円+税

                             2018年8月27日

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