映画・テレビ

2018年12月10日 (月)

映画「かぞくいろーRAILWAYS わたしたちの出発ー」

肥薩おれんじ鉄道の沿線がドローンで写し出されるのは旅した気分に

なる映画。海際を走るのは見ていて気持ちいい。


夫が突然亡くなり、夫の連れ子・駿也を連れて、夫の故郷・鹿児島へ

やって来た晶(あきら)・(有村架純)。

運転士の義父(國村隼)は、息子の亡くなったことを知らなかったのだ。

晶は、この鹿児島で義父と駿也と暮らそうと決意。

運転士になるべく勉強する。

駿也は母親の晶を「あきらちゃん」と呼ぶ。

ホントの親子よりも一見、仲良しに見えるのだが…


だが、駿也とは実の親子でないだけに、葛藤も生じる。


有村架純の運転士の制服姿は、凛々しく、美しく、実にいい。

主題歌を斉藤和義がうたっていたのも印象的。

観光列車 「おれんじ食堂」に乗車したくなったよ。



現在、さつま大川駅には、「かぞくいろ」のメッセージノートが備えられて

いるとか。

そして、阿久根駅には鉄道グッズが展示されているらしい。

小さな旅をしたくなった。

2018年11月12日 (月)

映画   旅猫リポート   福士蒼汰主演

このところのストレスを宥めるために映画を観に行った。

10月の岩合さんの写真展も期間中に行くことが出来なかったので、

その埋め合わせでもある。

有川浩のベストセラーの映画化らしい。



ネコ好きの青年・悟を福士蒼汰が演じている。

事故に遭った野良猫を保護し、飼いはじめる。

しかし、その猫のナナを事情あって、手放なさなければならない。

新しい飼い主を探すためのナナと二人? で旅に出る。




ナナの声役は高畑充希。

高畑の声がナナにハマり役だった。


          七色の虹

          ナナの虹


墓参に訪れた丘の上より見た虹。

菜の花畑のシーン。


映像も美しく、福士蒼汰の切れ長の目が印象的。

おばさん役の竹内結子も好演していた。



思わず2、3度泣いてしまった。

映画を観ながら泣いたのもひさしぶり。

ネコ好きのかたも、そうでないかたも、観ると心が浄化される、

と、思うんだけど…

2018年11月 4日 (日)

映画 ビブリア古書堂の事件手帖

黒木華が主演と知り是非観たくなった映画。

鎌倉でひっそり営む古書店という設定もなんとなく惹かれる。

ベストセラー小説の映画化らしい。

夏目漱石の『それから』や太宰治の『晩年』の古書がミステリーの

素材となっている。このミステリー仕立てがいまいちよく呑み込めなかった。




黒木華はビブリア古書堂の女店主。

古書を扱う手つきが実にいい。

彼女の所作は絵になっていた。

鎌倉の街をもっともっと写してほしかったのだが、景物はあまり

写していなかったみたいだ。


青年・大輔を野村周平が演じていた。

まっすぐな眼差しに清潔感がただよう。



「旅猫リポート」の方も観たかったのだが、2本もたて続けに観るのは

どうも‥‥

2018年9月26日 (水)

テレビ NHKスペシャル「樹木希林を生きる」

PM7:30〜8:45 のNHKスペシャルを視聴。

長期密着取材の樹木希林さんのドキュメンタリーだった。

癌で余命宣告されながらも、粛々と映画の撮影に取り組む日々。

みごととしかいいようがないのだけど、希林さんにとっては「ふつう」の

ことかも知れない。

ごく自然体でこの番組に応じているのだろうが、視聴者としては感情移入

してしまう。


車を自ら運転して木寺ディレクターを送り迎えしている。

車を運転しながら発する言葉はどれも「樹木希林」のことばだった。

「若い頃はケンカ早くってね」 「仕事がなくなるかもと思った」


映画「万引き家族」のミーティングで、是枝監督に「他人をずるずると家に

入り込ませる」設定に納得がいかないと疑義を呈していた希林さん。

その精神の健康さ ? 。是枝監督は希林さんの言葉で脚本を辻褄の合う

ように、少しカバーしている。


希林さんはマネージャ―も付けていない。(そういえば、フジコ・ヘミングも

マネージャ―を持たない主義だった。)





レストランに呼び出された木寺ディレクターに見せた癌の転移の写真。

これを出せば、この長期密着取材も少しは見せ場があるでしょ ?

                                      (文言が違っていたらごめんなさい。)

ここまで番組のことを思い遣る心根。


人生の晩年を、死に際を「未熟なまんまで終わるもんじゃないかな」と、

サラリと言う。


最後の後ろ姿、歩み去る際のことばが「電車がなくなるよ。」(たぶん、

木寺ディレクターに掛けた言葉 ? ) そういう気配りのする人だった

希林さんは。




この番組の再放送があったら是非観てほしい。

再再放送があってもいい。

みんな何かを受け取ると思う。

〈生きるとは〉とか……

2018年8月19日 (日)

NHKテレビ再放送「プロ流儀」 2018年8月19日 13::05〜

たまたまつけていたテレビの橋本さとしの語りの声に耳を傾ける。

今回は、辞書編纂者の飯間浩明の仕事の流儀。

辞書を編むことは、心を編むことだと語る飯間浩明の熱いことばが心地よい。

1年間に4000語もことばを狩猟 ? する、その行動力。

そして、辞書は時代を映す「鏡」であれ !  と。


「的を射る」から「的を得る」への考察。

そして、その〈生存確認〉?  地道な行動が続く。

「黒歴史」など、今ではもうふつうに流通しているんだね。

人に知られては困る恥ずかしい、消してしまいたい歴史とかの意。


飯間さんといえば沢山の辞書関連の本を出している。

まだ未読であるが、今度書店に行ったら探してみよう。






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昨夜は、NHK BSプレミアムの「グレートネイチャー」を観た。

トルコのカッパドキアの奇岩が映しだされたら、2009年に息子と行ったことが

思い出された。はじめての海外旅行だった。

気球には乗らなかったけど、キノコ岩やラクダ岩などが目に浮かんでくる。



火山灰と堆積物で出来た凝灰岩。

1000万年以上前に火山の噴火によって出来たカッパドキア。

四国と九州を合わせたくらいの地が広がっている。


そういえば、岩の中のレストランで食事をし、岩で出来たホテルに

泊まったのだった。

パムッカレでは、裸足になって足湯に浸かった、な。


            思い出に浸り、ゆったりと、穏やかな(歌を忘れた)、
            だらだらとした(笑)この土・日となった。


2018年8月16日 (木)

映画「フジコ・ヘミングの時間」 KBCシネマ

企画・構成・撮影・編集・監督の小松壮一良が2年以上をかけて、

世界各国で撮影したドキュメンタリー映画。

60代で世界に見出された奇跡のピアニストのフジコ・ヘミングの演奏活動、

そして、猫たちに囲まれた暮らしをあますところなく伝えている。


  わたしがフジコ・ヘミングを知ったのは1999年のNHKのドキュメンタリー

  番組のあとだった。それも今は亡き S・I  さんが送ってきた短歌だった。

  「フジコ・ヘミングって誰なの?」って、その時に訊ねた。

  彼は滔々とフジコのピアノの素晴らしさを語ってくれた。

  たぶん、彼の遺品のなかにはフジコ・ヘミングのデビューCD「奇跡の

  カンパネラ」もあるのではないか。(今度の歌会で夫人に訊ねてみよう。)




映画はフジコの14歳の時に書かれた絵日記を捲っていくかたちで進行。

その絵日記の絵が実にいい。(スウェーデン人アーティストの父のDANか ? )

フジコの着る洋服は、19世紀パリのアールヌーヴォ風で、彼女のチャーミング

さを引き立て、パリの街にしっくり馴染む。





80代になった今でも毎日必ず4時間はピアノの練習をするフジコ。

そのピアノの音色には色が付いている。

「弾く人の日々の行いが表われる」と言うフジコ。



彼女が1年の半分を過ごすパリのアパルトマンには2匹の猫がいる。

その猫ちゃんにはドイツ語で語りかけるらしい。猫ちゃんや愛犬が彼女を

支えているのだ。



年間約60本世界のどこかでコンサートを開くフジコ。

「わたしはマネージャ―を持たない主義なの」には、驚いた。

交渉なども自身がするのか?


家族のいないフジコは、〈家〉に拘る。

東京・京都・パリ・ベルリン・LAと〈家〉を所有。京都の家は町屋造りの

古民家。

バリのアパルトマンは、アンティークで飾られている。





この映画は、ピアノ好きは勿論だが、音楽に興味がない人にも

お薦め。フジコの生き方がひりひりと伝わってくるから。


〈魂のピアニスト〉フジコ・ヘミング。


「ラ・カンパネラ」を、もう一度じっくり聴きたい。



冒頭の字幕は、 「人生とは時間をかけて私を愛する旅」 だった。









2018年6月23日 (土)

映画「万引き家族」  是枝裕和監督

第71回カンヌ国際映画祭で最高賞受賞の映画ということで、

やっぱり観に行った。


先日、朝日新聞で角田光代さんがこの映画のことを考察していたが、

難しいことは抜きにして、リリー・フランキーがどのような父親を演じて

いるのかが、わたしのいちばんの関心だった。



その関心もさることながら、改めて、角田さんの文章が思い起こされたのは

なんとも想定外であった。

「よく理解できないこと、理解したくないことを線引きをしカテゴライズすると

いうことは、ときに、ものごとを一面化させる。--略」 

               「理解できぬ世界は悪か」 角田光代  朝日新聞



家族とは、

居場所とは、

生活するということは、



なんともしれぬ重いものを背負いこんで観終えた。

それにしても、安藤サクラさんって、スゴイ。

演技などと思えないほど、自然体で役になりきっていた。


リリーさんも勿論、摩訶不思議なる父親を演じていた。




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20:40     月に木星が寄り添っている。heart01

2018年4月15日 (日)

映画「ペンタゴン・ぺーパーズ/最高機密文書」

実際にあった事件を映画化したもので、政府がひた隠しにしていた

ベトナム戦争に関する機密文書をニューヨークタイムズが

スクープしたのだ。しかし、政府の圧力によってその記事は差し止められて

しまう。


その同じ文書をワシントンポストが入手。

さて、どうするか。

新聞発行人(社長)は女性(メリル・ストリープ)。

政府の圧力に屈するか。

編集主幹(トム・ハンクス)と、心を一つにして奔走する。


        我々が任を負わなければ誰がやる。

        報道の自由を守るのは、報道することだ。


はらはらドキドキだった上映時間中。

観終わったあとの爽快感は上々。



是非、是非ご覧あれ。

記者さんたち、そして、あなたも……

2018年3月 7日 (水)

映画「北の桜守」の試写会へ

サユりストならずとも吉永小百合を好きと応える人が多い。

本日は連れ合いと試写会へ行ってきた。

座席500位あるらしいが殆ど埋まっていた。


戦中・戦後を生き抜いた母子の物語。

母親てつを吉永小百合、その息子修二郎を堺雅人。

2人で各地を旅し、記憶を拾い集め、蘇らせる。

記憶に向き合うのは怖いことだけど、記憶に向き合うことによって

前に進むこともできるのだ。(時に忘れたい記憶があるにしても…)


結婚を申し込むために訪れた(佐藤浩市)、この時てつ(小百合)は白妙の

喪服で迎える。結婚の申し込みを断るための喪服であった。(目の覚めるような

美しい小百合さんだった。)






何度も何度も涙が出て、ぐちゃぐちゃに。

今日は花粉症もマックスみたいで、目は痒く、くしゃみばかりの日だった。

沈丁花も咲き始めた。



「北の桜守」は3月10日封切り。

是非、ご覧あれ。

2017年12月10日 (日)

映画「火花」 又吉直樹原作

第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の『火花』の映画化。

原作はすでに読んでいたので、どういう仕上がりになっているのか

気になっていた。

徳永(菅田将暉)の熱演もさることながら、神谷(桐谷健太)が好演していた。

神谷の伝記を書くということで、弟子にして貰った徳永。

徳永は神谷からの呼び出しにはとことんついてゆく。そのあたりの男同志の

友情というか、信頼関係が羨ましいくらいだった。


売れないお笑い芸人をやめて不動産屋 に就職してしまう徳永。

神谷も借金に追いまくられて、姿を消す。

そんな二人が再会するエピローグは、胸がいたくなる。

神谷は、豊胸手術をして笑いをとろうとしている。

原作を読んだ時もこの豊胸手術が気になったのだが、なんだか痛々しい

結末だった。

この先、二人はどうなるのだろう。

どうしたいのだろう。





売れないお笑い芸人と、歌詠み(歌人さん)を同一には論じられないが、

台頭してきた若者たちの短歌熱(?)がいつか醒めるのではないかと危惧

する。短歌では生活できないし、余技 ? にしては時間もお金もかかるような

気がしないでもない。


まぁ、そんなことよりも、先ず、自分自身のことだけど……

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