映画・テレビ

2019年4月10日 (水)

「チコちゃんに叱られる!」 NHKテレビ

昨日の歌会で、「チコちゃんに叱られた気がする」という言葉があった。

わたしは「チコちゃん」って、お孫さんのことかしら ?

それにしても「チコちゃん」と作者の関係は?  などと思いながら話していたら、みんなが

くすくす笑う。

え〜っ、なんなの ?  

知らなかったのはわたし一人くらいで、皆さんご存知だった。




NHKテレビで放映している番組で「チコちゃん」がいろいろな質問に答えてくれる

そうだ。普段わたしたちがあまり気にもとめないようなことを正確 ? に、それはどういうことか

教えてくれるらしい。(「らしい」と言うのも、まだ1度も観たことがないので…)

 

ちなみに先週のテレビ番組を調べると、金曜日の夜7時57分から放映していた。

        夜はどうして暗いの?

      「愛想笑い」って何?

                  握りずしはなぜ2つ?

 

などの答えをチコちゃんが教えてくれたのだろう。

あの「ボーっと生きてんじゃねーよ」は、チコちゃんが発信源だったのかしら。

「ボーっと生きてる」わたしには、世の中知らないことばかり‥‥

 

 

 

 

 

2019年3月31日 (日)

映画「金子文子と朴烈」 KBCシネマ

金子文子は、明治37年生まれ。

朴烈(パク・ヨル)の詩に感銘を受け、以来無政府主義者の同志として、行動を共にし、同棲をする。

関東大震災の時、大逆罪に問われ、検挙される。

 

映画は、文子と朴烈のなれそめから、獄中での二人の闘争を描く。

獄舎で執筆された文子の「何が私をかうさせたか」。

    二人の信ずるものが同じであったこと。

    二人の絆は永遠のものだったこと。

そのことが胸を打つ映画であった。

 

 

瀬戸内晴美の『余白の春』を思い出した。

そういえば、福島泰樹さんが『現代短歌』(2018年8月号)で、金子文子のことを詠んでいた。

「うたで描くエポック 大正行進曲 *二十六章」。

 

 

      獄中手記『何が私をかうさせたか』金子文子

    父そして母に捨てられ赤貧の 猿轡(さるぐつわ)され幼女ながらに

    幼女ながらにわが身を呪うことあまた通信簿さえ書いてもらえぬ

    貧しさは社会機構のゆえなるといとけなき身の本より学ぶ

    朝鮮人の虐げられた境遇をわが身のことと思い初めしよ

                    赤貧の歌   福島 泰樹

 

 

*   *   *

昨日(30日)は、第24回「さくらを見る&飲む会」だった。

寒さにめげず、花を仰ぎ、且つ大いに呑んだ。

元気であれば、また、来年 ! !

 

  

 

 

2019年3月 9日 (土)

映画「ねことじいちゃん」 監督・岩合光昭

やっぱり観に行きましたよ。

先日、上映時間ギリギリに行ったら満員で入れなかった映画。

そんなに、観る人が多いとは思わなかった。


今回は、ゆったり時間をみて行ったら良い席だった。

立川志の輔の「じいちゃん」は、じいちゃんになりきっていた。

主演は猫の「タマ」。ずんぐりむっくりのタマの歩く姿も、走る姿も、その眼の

動きも、ネコ好きにはたまらない。(笑)


若い医師役の柄本佑は気になる俳優さん。

なんか、惹かれる。これってなんなのだろう。


初監督の岩合光昭さんは、ネコを撮らせたら最高。

ネコ好きのかたも、そうでないかたも、ご覧あれ。


     

映画を観終わって、何気に8階のMARUZENへ。

詩歌コーナーで、「愚かさを持つ全ての人たちへ。」の惹句の帯に

吸い寄せられて、〈お買い上げ〉(笑)してしまった入門書。

『生き抜くための俳句塾』(北大路翼 左右社 2019年3月15日 第一刷発行)



          お月さん俺の遊びは綺麗かい   北大路翼

          
          名言 ?

                      「うまいというのは批判するときに使う。」




          「俺が残せるのは俳句だけだ。

           だったら俺の俳句のすべてをさらけだしてやる。」



          「俳句は作者そのものなんだよ。」



「本書は俺の遺書である。」 と記す。 嗚呼 ! !

 

2019年2月11日 (月)

映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」  大洋映画劇場

地獄のような戦争体験。

仲間の多くが犠牲になった戦争。

忘れてしまいたい残酷な場面がフラッシュバックするサリンジャー。


書くことに精魂こめて対峙する。

嘘のない物語を書きたい。

偽りなく伝えたい。

            ライ麦畑のつかまえ役。

            そういったものに僕はなりたいんだよ。

            馬鹿げていることは知ってるよ。

            でも、ほんとうになりたいものといったら、

            それしかないね。

その長編小説が完成し、一躍有名になり大ベストセラーになる。

しかし、サリンジャーは人前に姿を現すこともなく、ひっそりと暮らす。


僕にとっては「宣伝でもない、書評でもない」と言い切るサリンジャー。

父親の一言の「生まれたその日から心配していた」の言葉に涙が零れた。


この映画を観て、『ライ麦畑でつかまえて』J.D.サリンジャーの

青春小説を改めて読み直したく思った。

2019年1月22日 (火)

映画「家(うち)へ帰ろう」   KBCシネマ

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺。

そのホロコーストから逃れた主人公の仕立屋・アブラハム。

高齢になって、子どもや孫からもやさしくしてもらえないのは、

とても頑固なのである。頑固で融通がきかないというか、可愛げのない

おじいさん。(大戦中の後遺症で、あんなに頑固になったのか ? )




子どもたちから、住んでいる家も売り払われそうになり、老人

ホーム行きになりそうな気配。

そんなアブラハムが一大決心をして、ポーランドへ旅立つ。

ホロコーストから逃れて来たとき、匿ってくれた親友に会うためだ。

その親友に最後に仕立てたスーツを届けるために。

親友が生きているか、その住まいに今も居るかどうかさえ分からない。

70年以上会っていないのだから。


旅の道中でアブラハムの頑固な性格は、親切にしてくれる女性たちに

よって‥‥‥


         

昨日(21日)の西日本新聞夕刊の一面に3段抜き以上の紙面を使って

萩原慎一郎さんの『滑走路』(角川書店)の紹介記事が掲載されていた。

「非正規の直情 心打つ」 大きな見出しの文字だ。

発行部数が現在、8版30000部を数えるそうだ。

九州大大学院の有吉美恵さんが、読み解く。


       彼は歌人であるが故に苦しんだのではないか。作歌は現実を

       直視し、自分をさらし、身を削るような行為だったかもしれない。

       それでも、何かを強く訴え、生きた証を残したかったのだと思う。

       このような結果(自死)になり、若い才能が消えた。残念だ

                                     (有吉美恵さん 談)


拙ブログ(「暦日夕焼け通信」2018年12月23日)にて、紹介した歌と

5首が重なっていた。

やはり、その5首にはインパクトがある。


      ぼくも非正規きみも非正規秋がきて牛丼屋にて牛丼食べる

      夜明けとはぼくにとっては残酷だ 朝になったら下っ端だから

      非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている

      抑圧されたままでいるなよ ぼくたちは三十一文字で鳥になるのだ

      更新を続けろ、更新を ぼくはまだあきらめきれぬ夢があるのだ

2018年12月22日 (土)

映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」  KBCシネマ

森下典子のエッセイの映画化。

黒木華主演の茶道入門の映画。 

茶道の師匠は、この9月に亡くなった樹木希林。




茶道の作法の細かさに典子(黒木華)は、ビビりつつも、次第に身に

ついてゆく。茶室に入る時は、左足からとか、畳一帖を六歩で歩くとか、

帛紗さばきとか、覚えることばかり。だが、師匠の言うには、

     はじめに型を作っておいて、あとから心が入るものなのよ。


らしい。習い始めて10年、典子にも茶道の心が備わってくる。

季節によって微妙に違う雨の音、松風(釜の湯のたぎる湯相)の音。

茶道に縁のない人も一度鑑賞するといい。



    

今日は冬至。

先日、毎日文化教室の事務所の佐藤さんが自宅で収穫した柚子を

籠に沢山盛ってカウンターの前に置いていた。

「御自由にお持ち帰りください。」と書かれていた。

教室が終わると、4階の教室の前まで籠を持って来て下さった。

わたしたちはこの心遣いが嬉しくて、好きなだけ頂いた。


今日はその柚子をお風呂に浮かべて、「柚子湯」を堪能した。



そして、今のマイブームは「白菜漬」。

この冬、白菜がお安くなったので、せっせせっせと漬物作りをしている。

本日で4度目の漬物作り。

2人暮らしなので、漬けるのは白菜の半分だけ。

それを3等分くらいに割り、2日間くらい陽に干す。

少し、しんなりしたのを漬ける。材料は、塩・唐辛子・昆布くらい。

水が出てきたら、1度その水を捨てる。

2・3日したら出来上がり。


おかか(鰹節)をかけたり、すりごまをかけたりして頂く。

美味しい、確かに美味しい。

誰にでも出来るので、お試しあれ。

えっ、もう、作ってる(笑)

2018年12月10日 (月)

映画「かぞくいろーRAILWAYS わたしたちの出発ー」

肥薩おれんじ鉄道の沿線がドローンで写し出されるのは旅した気分に

なる映画。海際を走るのは見ていて気持ちいい。


夫が突然亡くなり、夫の連れ子・駿也を連れて、夫の故郷・鹿児島へ

やって来た晶(あきら)・(有村架純)。

運転士の義父(國村隼)は、息子の亡くなったことを知らなかったのだ。

晶は、この鹿児島で義父と駿也と暮らそうと決意。

運転士になるべく勉強する。

駿也は母親の晶を「あきらちゃん」と呼ぶ。

ホントの親子よりも一見、仲良しに見えるのだが…


だが、駿也とは実の親子でないだけに、葛藤も生じる。


有村架純の運転士の制服姿は、凛々しく、美しく、実にいい。

主題歌を斉藤和義がうたっていたのも印象的。

観光列車 「おれんじ食堂」に乗車したくなったよ。



現在、さつま大川駅には、「かぞくいろ」のメッセージノートが備えられて

いるとか。

そして、阿久根駅には鉄道グッズが展示されているらしい。

小さな旅をしたくなった。

2018年11月12日 (月)

映画   旅猫リポート   福士蒼汰主演

このところのストレスを宥めるために映画を観に行った。

10月の岩合さんの写真展も期間中に行くことが出来なかったので、

その埋め合わせでもある。

有川浩のベストセラーの映画化らしい。



ネコ好きの青年・悟を福士蒼汰が演じている。

事故に遭った野良猫を保護し、飼いはじめる。

しかし、その猫のナナを事情あって、手放なさなければならない。

新しい飼い主を探すためのナナと二人? で旅に出る。




ナナの声役は高畑充希。

高畑の声がナナにハマり役だった。


          七色の虹

          ナナの虹


墓参に訪れた丘の上より見た虹。

菜の花畑のシーン。


映像も美しく、福士蒼汰の切れ長の目が印象的。

おばさん役の竹内結子も好演していた。



思わず2、3度泣いてしまった。

映画を観ながら泣いたのもひさしぶり。

ネコ好きのかたも、そうでないかたも、観ると心が浄化される、

と、思うんだけど…

2018年11月 4日 (日)

映画 ビブリア古書堂の事件手帖

黒木華が主演と知り是非観たくなった映画。

鎌倉でひっそり営む古書店という設定もなんとなく惹かれる。

ベストセラー小説の映画化らしい。

夏目漱石の『それから』や太宰治の『晩年』の古書がミステリーの

素材となっている。このミステリー仕立てがいまいちよく呑み込めなかった。




黒木華はビブリア古書堂の女店主。

古書を扱う手つきが実にいい。

彼女の所作は絵になっていた。

鎌倉の街をもっともっと写してほしかったのだが、景物はあまり

写していなかったみたいだ。


青年・大輔を野村周平が演じていた。

まっすぐな眼差しに清潔感がただよう。



「旅猫リポート」の方も観たかったのだが、2本もたて続けに観るのは

どうも‥‥

2018年9月26日 (水)

テレビ NHKスペシャル「樹木希林を生きる」

PM7:30〜8:45 のNHKスペシャルを視聴。

長期密着取材の樹木希林さんのドキュメンタリーだった。

癌で余命宣告されながらも、粛々と映画の撮影に取り組む日々。

みごととしかいいようがないのだけど、希林さんにとっては「ふつう」の

ことかも知れない。

ごく自然体でこの番組に応じているのだろうが、視聴者としては感情移入

してしまう。


車を自ら運転して木寺ディレクターを送り迎えしている。

車を運転しながら発する言葉はどれも「樹木希林」のことばだった。

「若い頃はケンカ早くってね」 「仕事がなくなるかもと思った」


映画「万引き家族」のミーティングで、是枝監督に「他人をずるずると家に

入り込ませる」設定に納得がいかないと疑義を呈していた希林さん。

その精神の健康さ ? 。是枝監督は希林さんの言葉で脚本を辻褄の合う

ように、少しカバーしている。


希林さんはマネージャ―も付けていない。(そういえば、フジコ・ヘミングも

マネージャ―を持たない主義だった。)





レストランに呼び出された木寺ディレクターに見せた癌の転移の写真。

これを出せば、この長期密着取材も少しは見せ場があるでしょ ?

                                      (文言が違っていたらごめんなさい。)

ここまで番組のことを思い遣る心根。


人生の晩年を、死に際を「未熟なまんまで終わるもんじゃないかな」と、

サラリと言う。


最後の後ろ姿、歩み去る際のことばが「電車がなくなるよ。」(たぶん、

木寺ディレクターに掛けた言葉 ? ) そういう気配りのする人だった

希林さんは。




この番組の再放送があったら是非観てほしい。

再再放送があってもいい。

みんな何かを受け取ると思う。

〈生きるとは〉とか……

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